今年度は震災の影響もあって、例年ほど学会や勉強会に積極的に参加しませんでしたが、3月24,25日横浜で行われた、iaaid(国際先進学際歯科学会アジア部会)に参加し、ポスター発表を行ってきました。
http://www.iaaid-asia.jp/
昨年の3月に行われる予定だった当学会ですが、震災により中止だったのですが、1年後の今回改めて開催されたのでした。太会長の武井先生、実行委員長の小林先生には大変お世話になりました。
現在私がもっとも師事している吉見先生率いる水滸会のメンバーからも7名がポスター発表を行いました。私自身は他院で小学生のころに4本の抜歯を伴って矯正治療を受け、当医院に来院当時もとてもきれいに歯が並んでいた患者さんに対して、異常所見を見出し、精密な検査を行った後、再度矯正治療を行った症例を発表しました。一見歯がきれいに並んでいても、顎の関節と調和しているとは限りません。また、歯並びが悪いからといって、必ずしも顎の不調和があるわけでもないと思います。シークエンシャル・オクルージョンのコンセプトにのっとって、適切な診査をしっかり行うことで、その方の最適な状態を診断できるのです。今回発表した患者さんはご主人の仕事の都合で東京へ引っ越されたので、吉見歯科医院に継続して通院していらっしゃいますが、現在も良好な状態を継続しているそうです。
今回の学会であるスタディーグループで知り合った、若手の優秀な先生と再会しました。とてもきれいな仕事をされる先生ですが、気合をいれて仕上げたセラミックのきれいな症例が壊れて戻ってきてしまうことを経験されて、噛み合わせを真剣に学ぶ必要があると思い、この場に来たとお話されていました。我々の仕事は1芸に秀でているだけではだめなのです。その意味でもiaaidは総合的な診断を学べるすばらしい環境であると確認しました。このコンセプトが広く浸透していくことを期待しています。