2018年09月02日

Vol.187「歯周病がなぜ起こる?」

 平成30年も9月を迎えました。暑い夏が続いていますが、皆さん体調はいかがでしょうか?

本日9月2日、仙台国際センターにおいて宮城県歯科医学大会が開催されました。講師には大阪大学歯学部の天野敦雄先生をお迎えして「歯周病はなぜ起こる?」―21世紀の病院論をご存知ですか?―という演題でご講演いただきました。

 「かかりつけ歯科医をもつ人は寿命が長く、要介護にもなりにくい」「かかりつけ内科医では寿命は伸びない」という話から講演は始まりました。そして歯周病の主治医は患者さん自身であり、歯科医院はそのお手伝いをするところである立ち位置の説明もされました。

 日本人の約8割が歯周病だと言われていますが、約1割の人は重症度のひどく、その方には歯周病菌の中でも毒性の強い細菌が住み着いているそうです。その細菌は鉄分が大好きでその鉄分を血液から取り込みます。歯ブラシがおろそかになり歯と歯ぐきの間にたまっていくと、体は細菌の侵入を防ぐために血液から白血球を送り出します。その結果少しの刺激で容易に出血するようになり毒性の強い細菌が全身を巡ることができるようになってしまうのです。2017年の段階で歯周病と関連のあるといわれている疾患は糖尿病をはじめ100種類以
上あると言われています。歯周病の治療は全身状態を良くすることにもつながるのです。

 また、歯科医院で歯科衛生士が専用の器具を使って患者さんの口の中をピカピカに磨き上げたとして、細菌の種類が悪玉菌優勢になるのに12週から16週になると言われているので、定期検診が重要になるわけです。当医院では患者さんに応じてメインテナンスの時期を選んでいます。資料の積み重ねはその後の予測に繋がりますので、大変重要です。転勤などで引っ越しをされる際もデータのやり取りが可能なので、転居先にデータを送ることもしています。

 天野先生は現代医学では歯周病は完治しないので、定期的に歯科医院でクリーニングすることが歯周病を悪化させないために重要であると力説していました。また2017年6月5日の国会中継で自民党の山田宏議員の質問を紹介していました。みなさんも19分30秒あたりから6分間くらいご覧いただければと思います。

https://www.youtube.com/watch?v=PBR9EJqEGA

また、品川女子学院インターアクト部の動画も紹介してくださいました。ぜひご覧ください!

https://www.youtube.com/watch?v=PwKaY1nL-zI

 天野先生の講演はためになるだけでなく、大変面白いのです!生まれは高知県ですが、今や完全な大阪人です。歯科関係者の皆さんにはぜひ一度聞いていただきたい素晴らしい先生の一人です(^^)


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2018年07月09日

Vol.186 「第36回日本臨床歯周病学会年次大会」

 7月6日より西日本を中心に豪雨が発生しました。皆さんは大丈夫でしたでしょうか?

 私は毎年この時期に行われる日本臨床歯周病学会に参加するため6,7日を休診にして広島での学会にでかけました。

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仙台〜広島便は8:00発と12:10発があるのですが、お昼から会議があったため、8:00発の便で広島へ向かいました。着陸後、広島市内へ移動するつもりでしたが、空港でJRもリムジンバスも大幅な遅れが出ているというアナウンスが有りました。バスを選択したのですが、高速道路が通行止めということで、一般道路を走行していきました。広島空港は山の中にある空港なので、一般道はバスが通るような太い道路ではなく、かなりゆっくりとしたペースでの走行でした。しかし途中から高速道路に乗ることができたので、20分程度の遅れで済みましたので会議にも無事間に合いました。

 ところが東京、大阪、福岡から新幹線で広島入りする予定だった学会員は山陽新幹線がストップしたため、足止めをくらい、東京、大阪組はおそらく5時間ほどの遅れで広島に到着しました。三役会、理事会はメンバーの半数ほどしか参加していませんでした…。

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 7日土曜日は学会の初日でしたが、演者のほとんどが広島入りできない状態でしたので、午前中の予定はすべてキャンセル。午後は一般講演を歯科医師、歯科衛生士で合計3題のみ発表、特別講演を3題行い終了となりました。 

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(大半が空白のままのポスター会場)

 2日目の日曜日になり、新幹線が動いたため九州の学会員も続々広島入り、我々東北組は空港までの道路状況が刻一刻と変わっていたこともあり、総会終了後すぐに新幹線で仙台へ向かいました。6時間かかりましたが、無事仙台に帰ることができました。

 今回の豪雨では死者が90名を超えたとのことで、被害に遭われた方、ご家族は本当にお気の毒でした…。3年間準備をしてきた中国四国支部の実行委員の皆様はその場その場での判断をしなければならず、本当に大変でした。2011年東北で行われる予定だった本学会の年次大会は中国四国支部設立記念大会と形を変え、大変お世話になった経緯がありますので、なんとも言えない気持ちです。しかし実行委員の皆様の精一杯のおもてなしには心から感謝です。残務整理が通常よりも多いと思われますが、頑張っていただいたいです!

ここからは友人たちの大変な状況を紹介します。

【東北支部】
 6日12:10仙台発の便で広島空港へ向かうも、広島到着間際に視界不良のため仙台空港に引き返し、伊丹空港へ乗り換えました。伊丹空港から新大阪までは大渋滞の中なんとか移動、新幹線で広島に向かうも、岡山駅で停車19時間(車中泊を含む)、動き始めたのは7日の18時、帰路も危うくなり、新大阪方面へ引き返しました。

【東北支部】
 土曜の夕方の時点で帰れないと思った。
なので、岩国空港を調べたら羽田と那覇便がある。羽田は満席。
那覇からは、千歳や仙台は当然で羽田や中部、伊丹が満席。
那覇〜福岡だけが一席空いてた。
当初から復路は福岡〜伊丹〜仙台をとってたので都合が良い、今しかない!ってことで岩国〜那覇〜福岡を予約を。しかし高額。なので株主優待券を医院でお留守番のスタッフに頼んで写メ送信。株主価格でチケット手配。
タクシーの配車センターに電話したら5:00 ならOK だということでそっちも手配 。
その後、新幹線が動きそうだったけど、また雨が降り出すとのことだったので予定通り5:00 出発。
普段高速使って1時間の道のりが下道で45分。
空港が開く前に着いて、出発まで5時間待ち。
建物の中に入って一息してスマホで山陽新幹線が通常運転と知る。
ガビーん!
一方で岩国〜羽田便のキャンセル待ちが数名呼ばれる。
俺、間違ってるか?と思ったら24時間待ち。昨日も来てたらしい。
まぁ、それでも那覇でソーキそば&海ぶどう食べるまでは良かった。
福岡での乗り継ぎが30分しか無かったのに、出発が25分遅れた。
福岡〜羽田便を仮予約してから、那覇〜福岡便に搭乗。
やはり25分遅れで到着。
そしたら福岡〜伊丹便も出発20分遅れ。
しかも、出発が7番ゲートで到着したのが6番ゲート。
ドアからドアか!と思ったら隣のターミナル。
早歩きで行って仮予約した分をキャンセルしてたら搭乗始まってた。
伊丹での乗り継ぎは60分 - 20分あるから余裕。
6番ゲートに着いて出発も6番ゲート。
搭乗したらCA さんに「おかえりなさい」と言われた。
それで、仙台空港視界不良につき条件付き。
ダメだったら関西国際空港に戻るかも。
無事に着陸出来たからいいけど関空だったら立ち直れない。
ホテルから家に着くまで18時間の荒行でした

【関東支部】
 7日の段階で新幹線が危ういとのことで、広島から岩国へ移動しそこから羽田への移動を考えて、メンバーで乗り捨てレンタカーを確保!当初の予約に対して、無料で振り替えてもらえ、振替してもらった便は19時半発のため、時間的にも十分な余裕があり道もすいていて結構快適なドライブをしていました。

 途中寄り道して観光する余裕もあり「よかったね〜」という楽勝ムードが車内に広がっていました。
ところが道のりの二分の一か三分の二くらいのところで、大どんでん返し、
「お客様の搭乗予定の便は機材整備のため欠航となりました」のメール!
なんじゃそりゃ〜!一同愕然となりました。

それから色々なところに電話したりしてかなり色々な試練を受けながら、
(話せば長くなりますが)
結局広島駅からこだまで東広島へ、そこからタクシーで広島空港へ行き、
20時50分の便で羽田に帰りました。

あとから思えば面白い思い出となるでしょうが、大変でした。


他にも大変な思いをされた方が多いと思います。
もちろん学会員だけでなく、家族を失った方、家を失った方、本当にお気の毒です。
お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りいたします。
posted by 副院長 at 19:32| Comment(0) | TrackBack(0) | '18ニュースレター

2018年06月12日

Vol.185 「患者さんの声に耳を傾ける」

 今年はスポーツ界の不祥事がずいぶんと取り上げられた上半期でしたね…。やはりスポーツはする人も見る人も元気になれる存在であってほしいと思います。

 昨年の12月、一人の顎関節症の患者さんが来院されました。以前通っていた何件かの医院でも治療をしてもらっていたそうですが、患者さんの満足するところへは届いていなかったそうです。初診日にお会いする前から自らの病院歴を綴ったFAXをいただくなど、その悩みの深さを目の当たりにしました。

 一見歯並びもきれいでさほど問題がないように見えてしまいますが、大臼歯部しか噛んでおらず、その大臼歯は(治療目的で)溝が埋められており、オリジナルの噛みあわせから離れていっているように感じました。通常通りレントゲンとアキシオグラフという噛みあわせを診る機械で診査をし、その患者さんに最適な噛みあわせを確定し、その位置で噛めるように作製したマウスピースをセットしました。しかし、安定しない下あごはそこで収まらず、アチラコチラに動けてしまうため、一点に定まるような2個目のマウスピースをセットしました。それでも下あごが後ろに入ってしまう現象を止めることができず、私も治療方針に悩んでしまう時期がありました。

 前医からのネガティブな情報提供があったため、私の提案する治療方針になかなか賛同してくれない時期がありました。しかし、患者さんも必死です。「こうしたらいいんじゃないか?」といろいろなアイディアを私にくれました。私もそのアィディアに対してまっさらな気持ちで接したおかげで、新たな治療法を見つけることもできました。

 現在のその患者さんの状態は、この方向の先にゴールがあると確信してくれていると思います。しかし、顎関節症を悩んでいる患者さん全てに対して、同じ方向を向くことができるように治療ができているわけではありません。私自身のいろいろな意味での成長が必要だとは思いますが、本当の意味で「患者さん声に耳を傾ける」ことの大切さを、改めて実感いたしました。歯科医学は科学の一分野ですから、理論的背景を成書から学ぶ姿勢は今後も続けていきますが、目の前の患者さんから新しい治療法を見つけるヒントを貰えることに気づけたこと、心から感謝いたします(^^)
posted by 副院長 at 15:23| Comment(0) | TrackBack(0) | '18ニュースレター

2018年04月23日

Vol.184「毎月フッ素を塗らないと虫歯になる?」

 エンジェルスの大谷選手、大活躍ですね!不可能を可能にし、誰も歩んでいない道をどんどん突き進んで行っていて、本当に頼もしい限りです(^^)

 さて、現代ではインターネットの普及によって、簡単にいろいろな情報を得ることができるようになりました。専門的な知識でさえ、ネット検索であっという間に情報を得ることができます。
 しかし、その情報が信憑性のあるものかどうかについては、よく検証しなければなりません。情報についてはインターネットばかりでなく、中立的な立場になって考えないと、バイアスがかかった状態での知識となり、本当の意味で自分にプラスにならない方向へ導かれることもしばしばあると思います。
歯科の領域でも様々な怪しい謳い文句を見ることが少なくありません。
・歯周病が簡単に治る魔法の水
・3ヶ月ごとの定期検診で虫歯ゼロ
・インプラントは恐ろしい治療
・顔の歪みは整形手術をしなければ治らない
挙げればキリがありません。先日3歳と1歳半の男の子が「虫歯予防のためのフッ素を塗ってほしい」ということで来院されました。診てみるとお兄ちゃんは虫歯もなくきれいな歯でしたので、その日はクリーニングとフッ素を塗布し終了、弟くんはまだうまくうがいができないとのことでしたので、「半年後にお会いしましょう」とお母さんに伝えました。するとそのお母さんが「3月まで通っていた歯科医院では3ヶ月に1回フッ素を塗らなければならない。弟は上の子より虫歯になりやすいから毎月塗らなければならない」と言われていたというのです!

 歯科衛生士が徹底的に歯を磨いてきれいな状態になったとして、その後患者さんが自分自身ではうまく歯ブラシが当てられないエリアがあったとして、そこが悪玉菌支配になるのに12週から16週かかるので、3ヶ月に1回の定期検診が望ましいといった文献が多いので、3ヶ月に1回の定期検診を勧める歯科医院が多いのです。しかし実際にはリスクの少ない方はそこまでしなくても十分な場合が多いと思います。うがいもうまくできないお子さんにまでフッ素を塗るよりも、理想的な食生活を指導するほうがはるかに大切です。
 適切ではないと思われる情報に関しては、少なからず正していければと思っていますので、ブログの中で公開していきたいと思います。

posted by 副院長 at 19:19| Comment(0) | TrackBack(0) | '17 ニュースレター

2018年02月22日

Vol.183「院内勉強会」

 みなさんも毎日平昌オリンピックをご覧になっていることと思います。メダルを獲ったかたもそうでない方も、オリンピックに出られる実力は素晴らしいことだと思います!

 さて、当医院では2001年から院内勉強会を行っています。この勉強会は当医院のスタッフのみで行う勉強会で、テーマを決めてともに学ぶための時間です。当初は私が講義をする形を取っていましたが、新潟で開業されていた故・原田富一先生のシステムに倣って、スタッフも発表する形を2002年から取り入れました。お口の中の写真、レントゲン、ポケットを測定した資料などをスライドにして、スクリーンに映し出して情報を共有しながら医院全体で診断や治療のレベルを上げる努力をしています。

 昨日もこの勉強会を行いましたが、発表は歯科衛生士の鎌田が担当しました。今までの通常の発表は、その患者さんの問題点を挙げて、どのように進めることが良いのかを考えて、実際の治療のステップを紹介し、今後考えられる問題点をどのように乗り切るかについてを報告することが多かったのです。しかし、昨日の鎌田の発表は、さらにその上をいくものでした。重篤な歯周病の患者さんに対して、奥歯のかみ合わせの問題を指摘して、「アイヒナーの分類」というとても重要なかみ合わせの分類について説明し、さらに類似している参考症例をも盛り込んで、比較・対象をしながら、問題点をまとめていきました。実際鎌田の治療の成果も良く、単に歯についている歯石をきれいに取り去るだけでなく、患者さんとともにその患者さんの健康に大きく寄与することができていました。患者さんも鎌田のことをとても信頼していることもよくわかっています。

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 一人ひとりの患者さんとの接する時間が良い意味でも悪い意味でも長くなってしまうことが歯科治療の特徴だと思うのですが、そのことによって疾患を治すというよりも、患者さんのより良い健康状態になることのお手伝いができて、ひいては患者さん自身が元気になれる、歯科はとても素敵な職種だと思っています。後輩衛生士も良い見本である先輩を見習って頑張ると話しているのことを聞いて、とても頼もしく感じました。
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2017年12月09日

Vol.182「糖質制限」

 今年も残すところ20日あまり、みなさんにとって2017年はどんな年でしたでしょうか?私自身は4月からはじめた筋トレのおかげで、昨年よりもずっと良い体調を継続できるようになりました。やはり健康は一番の財産ですよね。

 10月の末に仙台青葉クリニックの桃野秀樹先生にお誘いいただき、高雄病院の江部康二先生の「糖質制限」に関する講演を拝聴しました。

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 江部先生自身、50代前半で糖尿病に罹患し、自身が糖質制限を始めて、現在も健康そのものという経験談を話されていました。糖尿病の治療としてカロリー制限をおこなうのではなく、糖質制限を行って糖尿病を改善する、もしくは血糖値を平常値にコントロールすることを実践されています。

 また、牧田善二先生の「医者が教える食事術 最強の教科書」にも同じように糖質制限のことが書いてあります。牧田先生は不調の原因の9割は血糖値だと断言しています。

 私は歯科医師の立場から、虫歯予防の点で砂糖入りの飲み物に対する警告をしてきましたが、江部先生、牧田先生も糖尿病専門の医師の立場から、清涼飲料水や砂糖入りの缶コーヒーに対して警告を鳴らしていらっしゃいました。

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(20歳から1日4本の缶コーヒーを飲み続けた30歳男性のお口の中)

 同じ糖質でも個体の場合血糖値の上昇は緩やかなので、体に対する負担も自ずと緩やかになりますが、液体の場合は吸収が早いため、血糖値は急上昇します。その結果、急上昇した血糖値を下げようと膵臓から大量のインスリンが放出され、今度は血糖値が急降下します。そうするとイライラしたり吐き気や眠気に襲われたりと不快な症状が出るようになります。健康な人間の体内には約4.5リットルの血液があり、その中のブドウ糖濃度(血糖値)は空腹時90ml/dl、つまりその血液中には4グラム前後のブドウ糖が存在しています。しかし、朝から目を覚まそうと砂糖入りの缶コーヒーを飲むと何が起こるでしょう?軒並み10グラム以上の砂糖が体内に侵入してきます。そして知らぬ間に「糖質中毒」になっていくというのです。

 牧田先生はこの血糖値の急降下によって“すぐにキレ”たり“うつ病”様の症状が出ているのでは?とも述べています。皆さんはこのような話を聞いても、まだ清涼飲料水や砂糖入りの缶コーヒーを飲みますか?

 お二人の先生が書かれた本はとても参考になります。是非ご一読ください。

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2017年10月24日

Vol.181「函館サイコー!」

 プロ野球はCSも終わり、イーグルスの2017年は終了しました。選手の皆さん、スタッフの皆さん、来季に向けてがんばってください。

 10月22日は「函館歯科臨床研究会」というスタディーグループにお招きいただきました。当会は設立50年以上の大変歴史のある勉強会で、現会長は私の医局の先輩であり、学生時代第1補綴科のライターでもあった、ダンディー木場先生です。今回の勉強会に声がけしてくれたのも医局の先輩で学生時代からお世話になっていた岡田先生です。

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 前日の夜から懇親会を行うからとのことで、夕方の5時には函館に着きました。今回で4度目の函館でしたが、新幹線の開通で仙台から約3時間で着きましたので、大変近く感じました。函館の駅前は閑散としていましたが、せっかくなので町並みを見ることも含めて、懇親会の会場のある五稜郭まで歩いてみました。海の街ですが塩臭さは全く感じられず、30分強で会場までたどり着きました。1次会では木場先生、岡田先生をはじめ、7名の先生がご一緒頂きました。

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2次会では医局の先輩だった宮林先生、岡田先生の奥様、学生の頃からお世話になっていて、函館でも泊めていただいたことのある永井先生も来てくださりました。また、2日間とも色々とお世話いただいた村田先生にも感謝×2です!

 さて、講演当日は多くのスタッフの方が参加してくださいました。タイトルは「私にも みえた!わかった! 歯科疾患」ということで、スタッフの方がより理解を深められるようにとプレゼンを行いました。虫歯について、歯周病について、そしてその修飾因子ともなり得るかみ合わせについて、熱く語ってきましたが、皆さん熱心にメモを取りながら聞いてくださりました。

 講演前の朝ごはんは函館駅前の朝市で、お昼もとても美味しいお弁当だったのですが、講演終了後なんと湯の川の高級お寿司やさん・木はらでご馳走になりました!今まで食べた事がないくらい美味しいネタばかり、特にヤリイカは絶品でした!

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 至れり尽くせりだった2日間の函館、プライベートでもゆっくり行きたいと真剣に思いました。函館歯科臨床研究会の皆様、本当にお世話になりました、そしてありがとうございました。
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2017年09月11日

Vol.180「虫歯ゼロへの挑戦 朝日新聞の広告に」

9月9日の朝日新聞の広告に「虫歯ゼロへの挑戦」を出していただきました。
何人かの先輩や友人にメールをいただきました。
エムケープランニングさま、ありがとうございます。

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また、東京でご開業されている尊敬する歯科医師の一人でもある猪越重久先生から伺ったのですが、
2015年4月1日から2016年3月31日までの一年間における、E-system(日本歯科医師会の会員の学習状態の評価)の論文アクセス数の集計が発表され、「虫歯ゼロへの挑戦」の論文が、総論文数1117中 5位に入ったそうです。非常にありがたいことですし、ご報告いただいた猪越先生にも感謝×2です。

論文アクセス数.pdf

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2017年08月28日

Vol.179 「基本を学ぶ会・partial denture」

 8月に入り、楽天イーグルスの成績が急降下…。なんとか頑張ってほしいものです!

 私が所属しているスタディーグループ・月一会では前会長の菅崎先生が「基本を学ぶ会」という若手の先生向けのセミナーを長年に渡り行ってきました。若手のホープ・岡山先生の発案で、菅崎先生のお手伝いをみんなでしようという話なり、1.口腔内写真とレントゲンの撮影について、2.歯周治療、3.根管治療、4.クラウンブリッジ、5.局部床義歯、6、総義歯、7.咬合、8.総括という8回コースのセミナーへと進化しました。

 昨日は私のパートだった局部床義歯のセミナーで菅崎先生、木村先生の監修の下、若い先生方と共に学んできました。

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局部床義歯とはいわゆる部分入れ歯で、その多くは残っている歯に針金をかけて使うものを指します。この中で歯科医師として担う部分はその設計です。通常設計は技工指示書に記載して、歯科技工士に作製を依頼するのですが、残っている歯の状態によってはその指示通りに作製してもうまくいかない場合がしばしばあります、また、残っている歯に虫歯や歯周病の問題が残っていれば、部分入れ歯を使うことによってかえって虫歯や歯周病を悪化させてしまうこともあります。コマンダーである歯科医師はそういったことをすべて把握した上で適正な部分入れ歯の設計をしなければなりません。受講生の皆さんには6月に模型をお渡しして設計をしてくるようお願いしてその模型を7月にお預かりしましたが、合格点を出せる方は残念ながらいませんでした。しかし、昨日講義を終えた後、同じ模型で設計をしてもらいましたが、全員がしっかりとした設計ができるようになりました。

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講義中も皆さん熱心に聴いていただきましたし、たくさんの質問も頂戴して、その意識の高さにはとても感動しました。マネージメントしていただいている(株)三上の酒井さん、休日にも関わらず出勤していただいた(株)の松本さん、ありがとうございました。来月は「世界の佐藤勝史」先生による総義歯がテーマです。基本を学ぶ会の受講生の皆さん、来月もがんばりましょう!
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2017年08月04日

Vol.178 「夏の贈り物」

 好調だった楽天イーグルス、ついに2位陥落… 故障者続出で苦しいところですが、頑張ってほしいものです。

さて、来週は仙台七夕祭りが始まります。30年以上当院に通院している患者さんのITさんから素敵な七夕の飾りをいただきました。七夕気分を病院でも味わうことができて、本当にありがたいです(^^)
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また、TTさんからは手作りのオブジェをいただきました。男性ですがとてもきれいに作っていますよね!
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ITさん、TTさん、ありがとうございました。




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2017年06月30日

Vol.177「日本臨床歯周病学会第35回年次大会」

 今年の上半期も終わろうとしています。皆さんにとって良い半年でしたでしょうか?

 さて、6月24、25日2日間、大阪国際会議場で日本臨床歯周病学会第35回年次大会が開催されました。テーマは「Save teeth, Save implant」でした。近年の歯周病治療にとってインプラントは切っても切り離せない治療法になりました。今回は歯を支える組織に問題が生じる歯周炎と、インプラントを支える組織に問題が生じるインプラント周囲炎に対して、どのように対処していくべきか?という点について、様々な演者が考えを披露してくれました。

 初日の午前中は歯科衛生士のセッションにも参加して、大阪大学の天野敦雄教授、村上伸也教授のご講演を聞きましたが、内容もプレゼンも大変素晴らしく、本当に見事なプログラム構成でした。

 午後のシンポジウムでは、当学会のスーパースターでもある関西支部の松井徳雄先生、九州支部の谷口宏太先生、関東支部の石川知弘先生にご講演頂き、中部支部の野原栄二先生と共に座長もさせていただきました。当たり前のことではあるのですが、インプラント治療を行う前に、きちんとした歯周治療を行うことが原則であることを再認識させられたシンポジウムでした。

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 東北支部からは岩手県の古山智成先生が口演で、宮城県の佐藤博久先生、上中晴貴先生がポスターで、衛生士の燕若奈さんが口演でそれぞれ発表されました。皆さん準備で大変だったと思いますが、とても立派でした!

 2日目はインプラント周囲炎にフォーカスを当ててのシンポジウム、午後からはチームで守る天然歯とインプラントと題してチームアプローチのシンポジウムが行われました。レベルの高い全国の学会員の皆さんが、それぞれのオフィスで行っている歯周治療の実践を教授してくださり、参加者の満足度の高い年次大会だったと思います。

 例年行っている指導医講習会、認定歯科衛生士セミナーのほか、認定限定講演会も開催され、本当に見事なプログラム構成だったと思います。関西支部の実行委員の皆様、本当にありがとうございました。そしてお疲れ様でした(^^)
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2017年05月22日

Vol.176 「郡山歯科医師会学術研修会にお招きいただいて」

 楽天イーグルス、好調ですね〜 このまま突っ走ってほしいものです。

 さて、5月20日(土)福島県の郡山歯科医師会の学術講演会にお招きいただき、「虫歯ゼロへの挑戦」のお話をさせていただきました。今回は郡山歯科医師会学術担当理事の富田先生にお声掛けいただいたのですが、何度もマメに連絡をくださったので、当日までテンションをあげることができました。郡山歯科医師会の会員の先生方、スタッフの方のほかにも、会津の先生、学校の先生方にもご参加いただきました。会長の藤田先生をはじめ、郡山歯科医師会の皆様には本当にお世話になりました。昨年、山形県の4地区合同講演会でお話しした内容を少し削ってお話をしたのですが、100名ほどの参加された皆さんには熱心に聴いていただきました。特にお話の最中なるほどとうなずきながら聞いて下さる方が多くいらっしゃったので、調子に乗って好き勝手にお話をさせていただきました。

 今までにもブログで何度か紹介させていただいたように、虫歯予防にもっとも大切なことは「間食を減らすこと」です。さらに、私たち歯科医療従事者としては、「どの歯に虫歯ができたのか?」「歯のどの部分に虫歯ができたのか?」というテーマに対して、その原因を探ることが必要だと思います。歯と歯の間に虫歯ができれば、「デンタルフロスを作ってください」「歯間ブラシを使ってますか?」とか、歯と歯ぐきのそばに虫歯ができれば「歯ブラシの角度を45度にしてしっかりと磨いて下さい」といった指導されることが多いようですが、それは原因の除去ではないので、ブラッシング技術が向上しても虫歯から逃れることはできません。臨床の中で得た経験をお話して、皆さんにも納得していただきました。

 さらに後半は「虫歯ゼロへの挑戦」には記載していない、ちょっと診断が難しい虫歯を見るポイントをお話ししました。この話は歯科衛生士や助手の方にはなじみのない話だと思いますが、当医院に勤めているスタッフは全員行っていることなので、意識さえあればできる診断です。時間が押してしまったので最後のほうは駆け足になってしまいましたが、この見方ができるようになれば、本当に「虫歯ゼロ」に近づけます。
2時間の講演時間を10分ほど超過した上に、富田先生に無理を言って7分の動画まで見ていただきました。以前木下晴弘先生の講演会で知ったべたなネタなのですが、

http://sugiyama-dental.sblo.jp/article/56385327.html

何回見ても涙してしまう内容で、虫歯には関係ないのですが、ハンカチで目を覆いながら見てくださる方が数名いらっしゃいました。私たち医療従事者は患者さんが健康になること、健康を維持することのお手伝いすることが仕事ですが、「この仕事をしていて本当に良かった」と思えるようになってほしいものです。懇親会も3次会までお付き合いいただきました富塚先生、富田先生、糠沢先生、佐藤和宏先生、中村先生、鷲塚先生、中山先生、戸野部さん、ありがとうございました。多くの方へお声掛けいただいた富田先生、朝見送りに来てくださった糠沢先生、本当にお世話になりました。

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