2014年12月09日

Vol.148「リーダー像について」

 平成26年も残すところ20日あまりです。皆さんにとってよい1年でしたでしょうか?

 さて、今年の1年の締めくくりは「リーダー」について綴ってみたいと思います。今年は色々な意味でリーダー像を考えさせられました。一口にリーダーといっても、その集団がどのくらいの規模なのかによって、求められる像も違うかもしれませんが、振り返ると素晴らしいリーダーに出会ってきたなと思います。

 最初に尊敬したリーダーは大学時代のハンドボール部のキャプテン・佐々木亮考さんです。亮考さんは恵まれた身長でしかもサウスポーであり、まさに理想のプレイヤーでしたが、ハンドボールは大学に入ってから始めたために、プレイヤーとして名を馳せたのは選手生活後半になってからでした。そんな亮考さんがプレイヤーとしても大きく進化したのは、やはりキャプテンになってからでした。徹底したのは基本練習の反復と“絶対に勝てる”という意識付け、この2点でした。おかげでその年は1年間の総決算である東日本医科大学総合大会において、始めての準優勝、亮考さん自身もベストセブンを獲得する大活躍で幕を閉じました。亮考さんから学んだリーダー像は「絶対にできる」と信じて、それを一貫して部員に言い続けたことでした。

亮考さん.jpg

 次はブログでも何度か紹介した江澤庸博先生です。江澤先生は歯周病学の世界で知らない人はいないほどに著名な先生です。曲がったことが嫌いで常に直球勝負、僕も江澤先生を見るたびに襟を正したくなります。江澤先生は日本臨床歯周病学会東北支部の初代支部長であり、現在学会の副理事長を務めています。東北支部では多くの歯周病専門医、認定医を指導し育て上げました。思っていても言いにくいことでも、その人のためになるなら、その集団のためになるならと、心を鬼にしてでもアドバイスしてくれる方です。2011年の東日本大震災では宮城県の検視活動のトップとして、まさに八面六臂の大活躍でした。還暦を向かえ、ますます円熟味を増す江澤先生ですが、後輩達からの信頼感は絶大であります。僕自身にリーダーとして最も良い影響を与えていただいた大先輩です。江澤先生から学んだリーダー像は先を見据える目を持ちながらも、変えてはいけないことをきちんと守る、変えなければならないところは引かずに主張する、そしてそれが自分のためではなく、その集団ひいては国民のためにという大儀を貫くところです。まさに男の中の男だと思います。

江澤先生還暦祝い.jpg

次は、この方も何度かブログで紹介しましたが、月一会という勉強会の会長だった、菅崎直身先生です。歯科の世界では勉強会と称して、お互いの治療を評価しあうことがあり、宮城県でもっとも活動している勉強会です。僕自身、同世代に見習うべき先生が多かったこともあり、さらなるステップアップを考えていた時期にぴったりはまる月一会に入会できたことは、本当にラッキーでした。菅崎先生は長年日本顎咬合学会の東北支部長を務められ、勉強会から学会へのパイプ役をされ、多くの後輩達を舞台へ送り出しました。また自身のオフィスを提供し、自分の知識と技術を後輩に伝え続けています。僕自身が人間関係で大失態をしでかしたときも、最後まで寄り添って解決してくださりました。そのときの細かい配慮を思い出すと今でも涙が出てしまいますが、菅崎先生も立派なリーダーです。菅崎先生から学んだリーダー像は欠点を指摘せず、長所を伸ばす指導法です。そして十分な知識があるにもかかわらず、後輩を立てて、頼ってくれるのです。男の優しさをもっとも感じられるリーダーのひとりです。

H.26月一会忘年会.jpg

次に紹介するのは大学の同窓会宮城県支部の会長・村上正博先生です。歴代会長は残念ながら今年の9月急逝した佐々木統先生、そのあとを継いだ羽田野先生のお二人です。圭歯会(同窓会の名前です)が誇る素晴らしいリーダー2人の後を受け、現在も350名あまりの会員を牽引してくださっています。笑顔が素敵で上からも下からも慕われ、永遠の若大将という言葉がぴったりです。村上先生が会長になってから、お付き合いが深くなったのですが、助さん・格さん役である長谷先生・田熊先生の指導のおかげで、私自身大変良い勉強をさせていただいております。自分であればその場の雰囲気で流されてしまうところも、村上先生の物言う姿勢については、いつもはっとさせられます。義理人情に厚く昭和の香りが漂いますが、同時にアンテナも広く、その若々しさにはいつも舌を巻いています。還暦を過ぎていますが、あの笑顔は心の広さと深さ、愛情が映し出されていると感じます。村上先生から学んだリーダー像は、出来ない人や出来ないタイミングに対して、後輩にでも頼り続けてくれることです。同窓会の仕事において、僕はだいぶ迷惑をかけているのですが、使い続けてくれているのです。まだまだではありますが、おかげでずいぶん成長できました。

圭歯会.jpg

最後は水滸会という勉強会でお世話になっている吉見先生です。吉見先生は僕がもっとも尊敬する歯科医師です。吉見先生のリードで多くの患者さんを救えるようになりましたし、宮城県内の後輩達にもそれなりの指導が出来るようになりました。吉見先生の優しさに甘え、ずいぶんと吉見先生の貴重な時間を割いてしまったと思いますが、いつも丁寧に指導してくださっています。一番見習い点は「自分で考えること」です。わからないとすぐに人に聞いたり本を読んだりするのが自分の常なのですが、吉見先生は自分で考えるのです。もちろんポテンシャルが高くないと出来ないことではありますが、自分自身「自分で考えること」を来年の一番の課題にしたいと思っています。吉見先生から学んだリーダー像は、自らが態度で示すこと、また後輩達にチャンスを作ること、そしてその面倒を最後まで見ることです。

吉見.jpg

ここには書ききれなかった素晴らしいリーダーがまだまだいるのですが、自分自身はご紹介した数々のリーダーのよさを実行するに至っておりません。2015年は一部員としてリーダーを支えながら、その集団の中で切磋琢磨していきたいと思います。

2015年が皆様にとって良い年となりますようお祈りいたします。
posted by 副院長 at 08:31| Comment(0) | TrackBack(0) | '14ニュースレター
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