2008年02月19日

Vol.74 「疾患の原因を探る」

 今月は風の強い日が多く、体感温度はかなり寒いですね…

 さて、仙台歯科医師会では2月9日に秋田県湯沢市でご開業の佐藤直志先生、2月16日に東京の日本橋でご開業の鈴木尚先生をお招きして、それぞれご講演いただきました。

 佐藤直志先生は歯周病の治療では世界的に有名な先生で、特に外科処置に関するお話をいただきました。進行した歯周病の歯も、佐藤先生のテクニックで長期的に良い状態を保っており、とても参考になりました。

 また、尚先生には歯科における「力」をテーマにご講演いただいたのですが、その原因を探る診断力には、ただただ驚くばかりでした。仙台の「月一会」というスタディーグループも、常に疾病の原因を考える習慣があるのですが、日本のトップクラスの尚先生の洞察力はそれをはるかに凌ぐものでした。

 17日の日曜日には、尚先生にも月一会の特別例会にご参加いただき、我々メンバーのプレゼンテーションを見て頂きました。一つ一つの症例に対して、的確なアドバイスをいただき、大変参考になりました。

CIMG2476.JPG

 歯科治療は技術と治療が先行して、原因に対する考察が足りないと言われています。原因に対するアプローチがなされなければ、一時的に病気が治ったとしても、再発する可能性があるわけです。虫歯であれば原因を特定することは比較的簡単なのですが、歯周病の場合、なぜその歯だけが歯周病になったのか?と言う診断は非常に難しくなります。尚先生はそこに「力」が関与している可能性を指摘してくださったのですが、その推理は本当に奥が深いのです。「木を見て森を見ず」という言葉がありますが、尚先生のようなものの見方が、我々医療人に最も大切なものだと実感した2日間でした。

 尚先生の臨床を見る目は厳しいのですが、いつも穏やかな表情をされていて、とてもあこがれています。僕にとって臨床も人柄もこんな風になれたらと思うような、とても素敵な紳士です。現在の仙台の仲間と切磋琢磨していれば、そうなれるような気がしております。また、スタッフとともにチーム医療を充実させて、患者さんのお口を通して、皆さんの心と身体の健康をサポートできれば幸せです(^^)
posted by 副院長 at 16:53| Comment(2) | TrackBack(0) | '08 ニュースレター
この記事へのコメント
素晴らしい〜と言うか、素晴らし過ぎです!!
だから、こちらの歯科医院は年中混み合うんだぁ・・・
良い刺激を受け、それに影響されて前進出来たら、次に必要なのは継続ですね!
Posted by tora.m at 2008年02月19日 23:25
コメントありがとうございます。

継続…おっしゃるとおりです。
一人で抱え込むと、継続は本当の難しいです。
特にダイエットなどはね(笑)

そんな時、「仲間」がいるっていいですよね♪
ダイエット仲間、趣味の仲間etc.

仕事においては、学会や勉強会の仲間がいます。
お互いが刺激をし合い、高いモチベーションを維持できるのだと思います。ありがたいことです(^^)
Posted by 福院長 at 2008年02月20日 07:38
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