2008年02月25日

細菌検査

 2月24日横浜でご開業の吉野敏明先生をお招きし、宮城県歯科医師会館で「細菌検査を用いた歯周治療のコンセプト」というタイトルのご講演をいただきました。吉野先生は40歳になったばかりと若いのですが、この分野では日本の第1人者であり、日本だけではなく、海外でもご講演をされているスーパーデンティストです。

 虫歯も歯周病も感染症であることは間違いないのですが、ともに食生活を中心とした生活習慣病であるとも言われています。だから、我々は歯ブラシ指導をするだけでは駄目で、普段の生活にまで介入する必要があると思っています。しかし、これは我々医療サイドの感覚に委ねられている部分が多く、客観性のあるデーターの収集が難しいのも事実です。血液検査のように具体的であり、誰が行っても狂いが少ないことが重要です。

 確かに虫歯に関しては、当初より細菌検査が存在し、当医院でも行ってきました。しかし歯周病菌は嫌気性菌であり、その培養が難しいとされてきました。メーカーの努力で可能になってきたのですが、虫歯菌の検査よりもコストがかかったり、感度が悪かったりといった問題があるのも事実です。

 しかし吉野先生は細菌検査によって、どうしても治らなかった若い患者さんの歯周病の原因を突き止め、スーパーテクニックでその患者さんの歯周病を治療した症例を提示してくれました。会場にいた100名以上の歯科医師は唖然としていました。誰が見ても抜歯になってしまうであろう上の前歯数本が生き返ったような状態になったのですから…

 吉野先生は世界をリードする知識と、卓越した技術ばかりでなく、医療人としての倫理観も超一流でした。僕よりも若い先生ですが、心から尊敬できる歯科医師です(^^)v

 吉野先生とは日本臨床歯周病学会で知り合ったのですが、当初から優秀な先生であることは知っていました。当医院で診ていたOさんがご主人の転勤に伴い大阪、横浜と引越しをされたので、横浜では吉野先生をご紹介したのです。そのOさんは今でも連絡を下さるのですが、毎回のように吉野先生を紹介してくれてありがとうと言ってくださいます。というのも私が紹介した大阪の歯科医院では「この歯は抜歯してインプラントにしないと大変なことになる」という診断をされたからなのです。当医院では患者さんであるOさんと当時勤めていた衛生士の佐藤が頑張ってくれたおかげで、厳しい状況を乗り切ってきただけに、その診断にOさんはがっかりされました。そのことで大阪から電話で長時間お話をしたこともありました。その後横浜に行かれることになったので、吉野先生を紹介することになったのですが、吉野先生はOさんの意思を理解し、現在もその厳しい歯を守ってくれています。もちろんそれにはOさんのたゆまぬ努力があるのですが、吉野歯科診療所と患者さんの厚い、いや熱い信頼関係があるからこそ、その歯の健康が保たれているのです。

 今回吉野先生が仙台にいらっしゃる際、Oさんのデーターを持ってきてくださいました。いかにOさんが良い状態を保っているかを具体的に教えてくださったのです。Oさんにも吉野先生にも感謝、感謝の気持ちでいっぱいです。そして吉野先生や吉野歯科診療所のスタッフのように、たくさんの患者さんと熱い信頼関係を結び、患者さんの健康に寄与できれば最高ですね!このような素晴らしい歯科医療界に導いてくれた両親と、陰ながら支えてくれている家内と子供達にも感謝です(^^)
 
http://homepage3.nifty.com/yoshino-dc/index.htm

吉野歯科診療所のHPです
posted by 副院長 at 08:30| Comment(3) | TrackBack(0) | '08不定期日記
この記事へのコメント
更なる上昇!?
専門的な事は、分かりませんが、ブログを拝見していて初めてではありませんか?
ご家族へのストレートなセリフ。
素敵です◎
Posted by tora.m at 2008年02月27日 21:56
 勉強会やら講習会やらで、週末家を空けることが多いので、非常に申し訳なく思っています。仕事のためとはいえ、子供達も父不在の週末をそれなりにenjoyしているようです。

 家内の采配あってのことだと思います。ありがたいことです…
Posted by 福院長 at 2008年02月28日 19:25
久し振りのコメントにて失礼致します。
tara.mさん同様、ご家族への思いを綴られるブログ素敵です!また、ご家族にブラボーです!!そして、杉山先生同様、吉野先生も熱いお心の先生なんですね。患者さんにとっても心強い先生方です!!感謝です(^^)


Posted by ふたつの天使ママ at 2008年03月13日 20:51
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