2006年08月21日

Vol.56 「北風と太陽」

 今年の夏の高校野球の決勝戦、駒大苫小牧と早実の試合、本当にすばらしかったですね。一球にかける青春、見ていてすがすがしい気持ちになれますね。勝って男泣きの早実の斉藤投手も素敵だったけど、負けても笑顔を浮かべていた駒大苫小牧の田中投手、試合が終わっても感動を与えてくれました。ありがとうございます。 

 さて、8月19日にも毎月行っている患者さん向けの勉強会を行いました。参加者の中に二人のお子様がいらっしゃる女性がいたので、ついでにお子様のお口の中も拝見させていただきました。想像通り、銀歯のオンパレードでした。僕はお母様の口の中を見て原因が何か想像できたので、おそらくお子様もそうだろうと…。

 そのお子様たちですが、小児歯科の病院に通っているとのことなのですが、治療を嫌がり、お母様も毎回大変な思いをしているそうです。(きっと歯科医院のスタッフも同じだと思いますが)しょうがないので、その医院ではスタッフ総出でその子達押さえつけて無理やり治療をしたそうです。このような治療には人間が抑える方法とレストレーナーというネットでぐるぐる巻きにする方法とがあり、障害者の方の治療などに用いられています。

 さて、先ほどのお母様の話によると、そのお子様があまりに治療を嫌がっていたら、そこの医院の先生がきれてしまったらしく、とてもいやな思いをしたとのことでした。医療人としては治療を拒否されることは、とてもやりにくいことは事実ですが、僕自身はきれることも押さえつけることもしません。Vol.32でもその件に触れていますが、子供たちもしっかりと説明をしてあげれば、たいていの場合きちんと治療を受けてくれます。1回目がダメでも時間をかければほとんどの子供たちが口を開いてくれます。先ほども5歳の女の子がやっと治療をさせてくれましたが、治療が終わりそうなときに泣き出してしまいました。でも3ヶ月前は座っただけで泣いていた子です。緊急性がなければ、心の成長を待ってあげれば良いんですね。

 “三つ子の魂百まで”と言いますが、大人でも歯の治療が怖いという方の中に、子供の頃のいやな記憶がトラウマとなって残っている方が少なくありません。月並みではありますが、当医院では“愛”を持って患者さんに接するよう心がけています。イソップ物語で「北風と太陽」の話がありますが、旅人(患者さん)のマント(口)を北風のような脱がせ方(開かせ方)をするよりも、太陽のように旅人が自らマントを脱いで(口を開いて)くれるのが良いと思っていますので…。
posted by 副院長 at 19:38| Comment(5) | TrackBack(0) | '06 ニュースレター
この記事へのコメント
大変ご無沙汰をしております。
審美歯科に興味があり受けたいのですが、実際にどのくらいの日数がかかり、また通院はどのくらいの頻度で通わなければならないのか教えていただきたく・・
どうぞよろしくお願いいたします。
Posted by yoko at 2006年09月01日 11:46
こんにちは。コメントありがとうございます。
審美歯科といっても、簡単な修復から、歯周治療を伴う複雑なものまで、その適応症となる症例は幅広く存在いたします。何が気になっているのかを教えていただければ、ある程度のアドバイスが出来るかと思います。
(例えば前歯の色が気になっていて、その歯は神経の治療を受けたことがあるとか、かぶせ物と歯ぐきの境目の黒い色が気になるなど、ご自分の言葉で結構ですので、教えていただければ幸いです)
Posted by 副院長 at 2006年09月04日 11:46
コメントありがとうございました。
全然具体的じゃなくてすみません。私の場合、先生のホームページの治療例にある審美治療にあたるとおもうのですが、その上の写真の方のように、前の歯が差し歯になっており(4本)それをバランスもよくないため変えたいのと、あと、下の歯なんですが、5番あたりとおもわれる歯を以前抜いてそのままにしてしまったおかげで、歯がよってしまい間隔があいてしまっているのです。下の歯は、少しずつ全体が開いてしまっている感じです。
本来なら「まずは見せてください・・・」というところでしょうが、実は県外で遠いので、まずは御相談をと思いまして、ここに書き込みさせていただきました。
お忙しいところ申し訳ありません。よろしくお願いします。
Posted by yoko at 2006年09月04日 12:04
コメントありがとうございます。
そうですか…何となくイメージが出来ました。
県外となると、通院は難しいかもしれませんね。差し支えなければ直接下記のアドレスにメールをいただけますでしょうか?知り合いの歯科医師の先生は多いほうだと思いますので、お近くの先生をご紹介できるかもしれません。

sugi@u01.gate01.com

気兼ねなくご相談ください。
Posted by 副院長 at 2006年09月04日 13:19
ありがとうございました。
よろしくお願いいたします。
Posted by yoko at 2006年09月04日 14:05
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