2006年10月23日

Vol.58 「かみ合わせについて」

 芋煮会の季節ですね。皆様はもう行かれましたか?私は昨日勉強会の芋煮会に参加してきました。青い空の下で美味しい料理を食べることが出来てとても幸せですね!

 さて、21日土曜日には仙台歯科医師会の学術講演会が開催され、昭和大学の矯正学講座教授・槇宏太郎先生にご講演いただきました。矯正の分野はかみ合わせとは切っても切れないほど深い関係にありますので、矯正の立場からかみ合わせ(われわれは咬合と呼んでいます)のお話をしていただきました。矯正の分野では顔の輪郭(骨格)とかみ合わせの関係を側方から見た分類をすることが多いのですが、それは成長を予測することにもつながるため、とても重要な診査項目です。槇先生は骨密度から各グループの共通項を見出し、成長の予測をすることを研究されています。

 骨格と筋力の関係に関する研究は多数眼にすることがあるのですが、槇先生の研究はとても新鮮で、われわれ臨床家にとっても新たな視点を与えていただいた気がします。どうして特定の歯が虫歯になるのか?どうして特定の歯が歯周病になるのかに関しては、ある程度分かるようになってきたのですが、今回の槇先生の講演から新しい診断が出来るようになったと思います。
 歯を失う原因には“虫歯”“歯周病”それからもう一つ“破折”があります。文字通り“歯が折れてしまう”のです。それは歯にとって耐え切れないほどの力(多くは寝ている間の歯ぎしりの力が関与しているといわれています)によって、力に耐え切れなくなった歯がある日ボキッと折れてしまうわけです。折れた箇所によっては接着したり人工的な材料で回復することも可能ですが、抜歯になることも少なくありません。しかも破折の怖いところは、虫歯や歯周病と違って徐々に進むものではなく、ある日突然破折するので、予測がつきにくいということです。

 その点で、骨密度を測定する、あるいはそれが出来なくとも、骨格からある程度予測がつくようになれば、矯正以外の分野においても非常に有効な手段ということになります。実は私も一昨年右上の歯を折りました。私の場合、公私共にお世話になっている齋藤善広先生に治していただき、幸運にも歯を抜かずに済んだのですが、骨格的には非常に気をつけなければならないタイプだと思います。皆さんも食いしばり、歯ぎしりには要注意ですよ。

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10/22 スタディーグループ月一会の芋煮会
posted by 副院長 at 15:21| Comment(0) | TrackBack(1) | '06 ニュースレター
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小顔マッサージクリーム専門店、肌のたるみに。
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Tracked: 2006-10-31 11:40