2008年07月22日

Vol.79「態癖(たいへき)」

 皆さんは連休をどのように過ごされましたでしょうか?私はSJCDという勉強会の全国大会が熊本でありましたので、参加してきたのですが、熊本の暑いこと、熱いこと…一昨日も38度でしたからね〜

 さて、今日は「態癖(たいへき)」の話をします。態癖とは姿勢などのくせを指すのですが、この態癖によって、歯並びやかみ合わせへの影響が大きいということです。特にうつぶせで寝たり、頬杖を突いたり、片方でだけ噛むことは良くないようです。北九州でご開業の筒井先生が執筆された「包括歯科臨床」のなかにもさまざまな例が掲載されています。

 幼児期に指しゃぶりの癖が抜けないでいると、上の前歯が突出してくることはよく知られていますが、うつ伏せで寝ることの影響が大きいことは、歯科医師の中でもそれほど浸透している情報ではないように思います。しかし、実際に当医院の患者さんでもそのような方が結構いらっしゃるのです。しかも、それが左右どちらかにかたよっていると、顔面の非対称にもつながります。(本当はそういった顔の写真があるので皆さんにもお見せしたいのですが、顔の写真だと個人が限定されてしまうので掲載できないのです…)
 
 もちろん顔が左右対称ではないことが病気だというわけではありませんが、かみ合わせの非対称は年を追うごとに強く出るようですし、デメリットがかなり多くなると思います。筒井先生は「いろいろな歯科医院を転々とした患者さんが自分の医院に来たが、よく調べてみると、その患者さんはピアノの先生で、いつも生徒さんの右側に座って指導しているため、顔を左に向けてばかりいただけで顎関節症になった」という例を紹介していました。このように、「えっそんなことが?」と思うような癖がかみ合わせを狂わせる可能性があるのです。同じ野球部の後輩の歯医者でも「自分の下の歯を常に舌で押し続ける癖があって、そのせいで歯並びがゆがんできた」と教えてくれました。

 皆さんもそういった何気ない癖によって、体にゆがみを生じている可能性があるかもしれませんね…

横向き寝.jpg
同じ方向を下にして寝ていると、図のような力がかかってしまいます

片咀嚼.jpg
片方でだけ噛んでいると、右側のような骨格ができてしまう可能性があります
(図はいずれも西原克成先生の「顎・口腔の疾患とバイオメカニクス」より引用
posted by 副院長 at 18:00| Comment(5) | TrackBack(0) | '08 ニュースレター
この記事へのコメント
証明写真を撮る時にいつも首が曲がっていると注意されるのですが、これも日頃の姿勢のせいなんでしょうね・・。熊本ですか〜!ラーメン食べましたか?
Posted by ピノ子 at 2008年07月23日 17:55
う〜ん、姿勢だけとは言えませんが、あり得る話ですね。

熊本では…実はラーメンは食べませんでした…馬刺しは食べましたけどね。
Posted by 福院長 at 2008年07月24日 12:32
馬刺しといえば、大栄というお店がいちばんですよ。
Posted by かま吉 at 2008年07月28日 18:11
かま吉さん

全国どこのお店でも知ってるんですね〜

大阪ではカレーライスの美味しい「自由軒」を教わりましたよね♪

ありがとうございます。
Posted by at 2008年08月01日 12:45
自分はずっと顔の歪みで悩んできて片側咀嚼と横向きで寝ていることが原因だとわかりました。
これは片側咀嚼と横向き寝をヤメれば治るのでしょうか?それとも一生このままなのでしょうか?
Posted by at 2016年04月20日 04:16
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