2009年02月15日

Vol.85-3「心のこもった技工物」

 昨日は嵐のような風の強い一日でしたね!!今日は3月のような陽気でしたし、春が一歩一歩近付いてきている気がします。

 さて、1月29日仙台歯科医師会で技工士を講師に学術講演会を開催しました。一般的には技工士は歯科医師の指導で仕事をすることが多いのですが、優秀な技工士からは歯科医師も学ぶことが少なくありません。特に今回講師を務めた十大技研の島アさんは、義歯(入れ歯)、インプラントの上部構造(かぶせもの)、審美補綴(セラミックなどのきれいなかぶせもの)などにおいては、おそらく東北No.1 と思われるケースをこなしており、私にとっても頼りにしている技工士です。

(実は僕の口の中にも十大技研の仲野谷さんに作ってもらったオールセラミッククラウンがあるんですよ〜)

 今回は「審美修復治療」をテーマに講演をしていただきましたが、最新の情報を含めて、参加者に多くの情報を提供してくれました。私自身もパンフレッドなどで薄い知識だけだったところを動画で詳細を見せてもらうなど、大変勉強になりました。

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 講演終了後、懇親会で委員の先生方とざっくばらんな話をしたのですが、現在の技工士の過酷な現状とは裏腹に、十大技研のスタッフは皆さん楽しく仕事をしているようです。私のオフィスでも十大さんにお世話になっているので、電話のやり取りでもやる気が伝わってきて、とても頼もしく感じていました。

 当医院の患者さんで「ラミネート・ベニア」によるセラミックで前歯をきれいにした男性がいるのですが、先日偶然街中で島アさんが見かけたようで、声を掛けたら、その患者さんから「歯は調子いいですよ〜」と返ってきたそうです。

 皆さんは一見ありそうな会話に思われるかもしれませんが、我々歯科医師であればありえることですが、通常裏方にいる技工士の顔をはっきり覚えていることなど滅多にないことです。しかも島アさんは忙しい技工士なので、当医院にばかりいるわけではありません。自分のラボでも仕事をし、他の歯科医院にも出かける、後輩を育てる、新しい知識を学ぶと八面六臂の活躍をしているわけですから、ある医院の一人の患者さんと声を掛け合うということがいかに稀有なことかわかると思います。

 それは島アさんが単に技工物をモノとして捉えているのではなく、その患者さんの体の一部になることを意識しているからこそ、歯科医院に立ち会ってくれて、実際の口の中を見ているからこそ達成できることだと思います。

 忙しさに追われていれば、このような技工を達成することは困難です。十大技研のスタッフは一つ一つの技工に心を込めて作ってくれていると思います。技工士はあまり表に出るチャンスが多くはないので、そういったところを皆さんも覚えていただけたらいいなと思っています。十大技研をはじめ、横田技工さん、佐藤歯研さん、中屋敷技工所さん、今後ともよろしくおねがいいたします。
posted by 副院長 at 17:18| Comment(1) | TrackBack(0) | '09不定期日記
この記事へのコメント
人のためにお仕事されてる人、素敵です!!
Posted by ピノ子 at 2009年02月25日 16:08
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