2009年06月30日

Vol.90「論理的思考&プラス思考」

 6月は学会が2つあり、2週連続で金、土日と休んでしまいました…。ご迷惑おかけしました。

 さて、皆さんは学会と聞いてどんなことを連想するでしょう?格式ばった固いイメージでしょうか?今月参加した日本顎咬合学会、日本臨床歯周病学会は臨床家の集まりで、発表もその多くは症例報告であり、夜には懇親会も開催されますので、よく学び、よく会話しといった雰囲気です。

http://www.ago.ac/

http://www.jacp.net/jacp_web/index.html

 本来学会で発表される研究というのは、いくつかの事実から仮説を立てて、その仮説を証明するために実験を行います。なので、実験の結果、その仮説が誤りであることも経験します。

 実はこれは人間関係にも当てはまります。今回学会絡みである誤解がありました。一つの事実、そこから連想した仮説、実際にはその仮説は違っていたのですが、聞く側にこの認識がないと、事実、仮説ともに事実のように受け止めます。そしてその聞き手に感情が入ると、次に伝えるときには増幅されたりもします。

 このような場合、冷静に話を聞くことも大事ですが、マイナスの話に関しては、私は疑ってかかることにしています。マイナスの話というのはそもそも悪い感情から生まれます。ニュース・レターVol.31でも紹介しましたが、悪い言葉や感情はそれだけで相手を傷つけますが、それはそのまま自分に跳ね返ります。

http://sugiyama-dental.sblo.jp/article/445120.html

 逆に良い言葉や感情を発すれば、相手にだけではなく、自分にもプラスとして返ってきます。

 今回の誤解というのは、Aさんのところにきたメールから始まりました。BさんがAさんにあてたメールには、Cさんにアドバイスを受けてマイナスの人事を決めたと書いてあるのです。しかし、僕の知るCさんはマイナスのことをする方ではないので、信じられませんでした。しかし、たまたまそのあとDさんに会ったのでそのことを聞いてみると、Cさんは人事を決定する権限がないので、「Bさんがお決めになることです」と言っただけだということがわかりました。Bさんはある方にとってマイナスとなる人事ですので、誰かに相談したかったのでしょう…その結果がCさんにアドバイスを受けて…という文章になってしまったのだと思います。
 
 幸いDさんから聞いたことをAさんにお伝えして、誤解であったことを理解してもらいました。

 人の話を聞く時も、“事実”と”仮説”あるいは“想像”を分けて考えると、間違いが少ないように思います。しかも今回の場合、メールがあったこと自体は“事実”ですが、その内容が“真実”ではなかったわけで、判断を鈍らせてしまったのも頷けるところがあります。 

 要は悪い“仮説”を聞いたとき、「やっぱりなぁ…」と思うか、「そんなわけない」と思うか、そこが分かれ道のように思います。付き合いが長かったり、そう思わせる事実があったりするのでしょうが、それもすべて聞く側の受け取り方だと思います。怖いのは、マイナスの受け取り方をしている時には、もっとマイナスのことが自分に降りかかってくることです。「あぁ、今日はついていない」と言葉を発すれば、もっと災難に出会う、そんな経験はないでしょうか?「この程度の災難で済んで良かった」と思えば、マイナスは最小限に済む気がします。
posted by 副院長 at 16:32| Comment(1) | TrackBack(0) | '09ニュースレター
この記事へのコメント
そうですよね〜。人って他人に伝える時にどうしても主観が入ってしまうから、事実からいささか離れることもありますよね。自分も気をつけなくては、と思います。
Posted by ピノ子 at 2009年07月12日 10:52
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