2010年05月27日

Vol.100「学校健診にて」

 やっと温かくなってきましたね。新緑の季節全開と言ったところでしょうか? 

 一昨年よりある中学校の校医として、当医院の衛生士・工藤とともに歯科検診に行っています。街中の中学校ということもあり、虫歯は非常に少なく、治療も予防処置が施されている生徒が多く、地域として虫歯に関する意識の高さをとても感じる検診でした。ただ、スポーツドリンクの多飲による虫歯、部活や塾に行くようになり、食べる回数が増えることによって、ごく最近できたであろう虫歯がある生徒さんがいたので、その時には直接、スポーツドリンクを水などに変更するよう指導しました。

 一方、ある生徒さんですが、非常に歯ぐきが腫れていて、とても違和感を覚えたので、直接その生徒さんに次のような質問をしました。「柔らかいものばかり食べていない?」 そうしたら、返ってきた返事は「別に」(沢○エリカ風)でした。僕の勘違いかなと思っていたところ、検診が次の番だった同じクラスの生徒が「おまえいつも給食残してるじゃん」と突っ込んでくれたのです。また、同行していた工藤も、休憩時間に「あの生徒さんは去年も口が腫れていて、先生がそのことを言っていました」と指摘してくれました。そこで、検診が終わった後先生にそのことを報告すると、その生徒さんは食べ物にこだわりがあり、その食生活はとてもバランスの悪い状態であることを教えてくれました。

 この中学校ではそういった個々の情報を校長先生もある程度把握しており、学校全体として、生徒さんの健康や家庭の事も含めて、親身になって面倒を見てくれているのだと感激しました(実は私の娘もこの中学校を卒業しました)。

 私は歯科医師の立場から、その年代にふさわしい理想的な状態から外れている方を見ると、どうしてそうなったかまで予測をしてしまうのですが、学校健診と言う限られた時間の中でも、親身になって見守ってくれている先生方のいる学校であれば、今回のようにつじつまが合う理由がみつかり、これからの解決策を考えるに至ると思います。家庭はもちろんのこと、学校でも職場でも、お互いを気遣う良い環境に自分を置き、同時に周りを温かい目で見てあげたいですね。
posted by 副院長 at 15:48| Comment(0) | TrackBack(0) | '10ニュースレター
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