2011年02月09日

Vol.105「かみ合わせを考えた矯正治療」

しばらく振りのニュースレターです。
まだまだ寒い日が続きますね…

 さて、最近はホームページの影響か、かみ合わせのことを気にされて来院される方が増えています(エントラストさんありがとうございます)
その中でも、一度矯正治療を受けたことがある方が少なくありません。
特に第1小臼歯(前から数えて4番目の歯ですね)を抜歯して矯正治療を終了された方に多いように思われます。それではなぜ歯を抜歯して行う矯正治療に問題が出る場合があるのでしょう?

 歯科医師が抜歯を選択するには理由があります。その多くは顎の大きさと歯の大きさのバランスが悪い場合、いわゆる[八重歯]などがそれに該当します。八重歯の場合、そのすぐ後ろに生えている第1小臼歯を抜歯して、そのスペースを使って歯を並べていきます。

 ところが、抜歯を行っての矯正治療にはいくつかの問題点が発生する可能性があります。
@全体のアーチが小さくなり、かみ合わせの高さも低くなり、口の中の容積が狭くなること、
A下あごが後ろに下げられることにより、顎関節症を引き起こす可能性があること、
などが挙げられます。


抜歯を伴う矯正治療を行っても、問題のない方も多くいらっしゃいます。術者側にかみ合わせを第1に考えるコンセプトがあれば、問題は起きにくいと思います。その意味で、神奈川歯科大学矯正学講座教授・佐藤貞夫先生の理論が最も完成されているように思います。
 
 現在はVol.84 http://sugiyama-dental.sblo.jp/article/24761062.html
でご紹介した吉見先生に指導を受けながら、さらにこの理論を実践に生かしています。以前私自身が抜歯を伴う矯正治療を行った患者さんの中で、唯一問題があると思われた患者さんに対しても再治療をさせていただき、昨年の秋には理想的なかみ合わせを獲得できました。


 3月に横浜で行われるiaaid http://www.iaaid-asia.jp/という学会では、20年ほど前に他院で抜歯後矯正治療を受けた患者さんが顎関節症で来院し、当医院でこの理論によって再矯正治療を行い、良好に経過している症例を提示してくることになりました。単に見た目を治す、歯並びを治すために治療をするということではなく、かみ合わせを一番に考えて治療方針を立てて、その結果、見た目も綺麗になるというのが最も理想的ではないでしょうか?
posted by 副院長 at 08:06| Comment(2) | TrackBack(0) | '10ニュースレター
この記事へのコメント
久しぶりのニュースレターというか、復刊といったほうがいいですね。
Posted by mimi at 2011年02月11日 11:19
これから頑張ります!
Posted by 福院長 at 2011年02月12日 17:36
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