2007年06月19日

Vol.66 「睡眠時無呼吸症候群」

 日が長くなりましたね。本当に良い季節です。草木もぐんぐん成長しているのがよくわかります。

 突然ですが、皆さんは今の自分に満足していますでしょうか?ほとんどの方は「まだまだ不満ですよ〜」とお答えになると思います。それはさらなる向上心があることと、日本人特有の謙遜の心の表れではないかと思います。もちろん私自身も今のままでよいとは思っておりません。ただ、歯医者になって良かった、もう一度生まれ代わっても歯医者になりたいと思っています。歯医者というと、“手先が器用じゃないとできない”とか“何となく怖い”といったイメージが少なくないと思いますが、現場サイドから見ると、ちょっと違うと思うところが多々あります。もちろん、ある程度の器用さは必要だと思いますが、それは繰り返し研鑽を積むことでほとんどは解決されることだと思います。それよりも大切なことは医療人としての“心”だと思っています。

 先日親戚に不幸があり、お通夜の席である人が「痛くてどうしようもないときに、痛みを止めてもらったときは、歯医者が神様に見える」と言っていました。“歯医者は嫌い”と公言する人が多い中、この言葉は救いでした。そしてこういった感謝の言葉をもらったときに「歯医者でよかった」と思うわけです。
 
 先週末、かみ合わせの治療をしている患者さんに「最近どうですか?」と聞いてみたんです。そうしたら、「肩こりもほとんど治りました。それとこの年になって(40歳代)熟睡がどんなものかわかりました」とおっしゃるのです。その患者さんはとても明るい方で、下の顎が後ろに引かれるようなかみ合せをしていたのですが、現在は普通のヒトと同じようなかみ合わせに治っています。そうすると呼吸がしやすくなるのです。

 睡眠時無呼吸症候群という言葉を聞いたことがあると思います。この病気は気道が狭くなり、睡眠時に一時的に呼吸が止まる病気ですが、実はこの病気にはかみ合わせが関係している場合があるのです。下あごが後ろに下がっている、あるいはかみ合わせが低くなっている人がなりやすい病気なのです。この分野では後輩の柏崎先生がスペシャリストなのですが、(旭ヶ丘ジュン歯科院長・東北初の認定医)睡眠時無呼吸症候群の人は睡眠時にきちんとした呼吸が出来ない瞬間がある、そうすると生体は自発的に呼吸をするために、睡眠を中止して呼吸をするようになる、つまり熟睡できないのだそうです。

 先ほどの患者さんは下あごが前に出るようになり、かみ合わせが挙がったために気道が広くなり、きちんとした呼吸が出来るようになったため、熟睡できるようになったのだと思います。

 このような話を聞いたときは、歯医者冥利に尽きると思いましたね〜。治療をさせてくれた患者さんにも感謝です!

 皆さんも向上心を持ちながらも、現在の自分を評価してあげてみてはいかがでしょう?きっと良いことが起こると思いますよ。
posted by 副院長 at 08:38| Comment(0) | TrackBack(0) | '07不定期日記
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