2002年12月17日

Vol.11 「唾液と薬の関係」

 今年も残すところ半月を切ってしまいました。皆さんにとって2002年は良い年だったしょうか?

 先週2年ぶりに来院された60代後半の患者さんがいるのですが、最近物忘れが激しいとおっしゃっていました。また、口の中がカパカパに乾いており、無意識に唇や口の中をなめ回している癖がついてしまっています。我々はその理由がすぐわかったので、患者さんにお伝えしました。精神安定剤、睡眠薬、降圧剤といったお薬は、そのほとんどが唾液など粘膜を潤すべき液体の分泌を抑えてしまう副作用があるのです。特に精神安定剤や睡眠薬は中枢性に働くので、その副作用は大変強く、その結果口の中が渇いてしまっている患者さんが少なくありません。

 また、物忘れに関しても副作用に健忘症という項目もあり、この患者さんの物忘れとも関係があるかもしれません。 
      
 その患者さんは副作用のことを理解して、精神安定剤を飲むことを中止したのですが、驚いたことに、昨夜は一睡もできなかったというのに顔色が良くなり、別人のようでした。口の中の渇き具合を聞いたら、薬を止めてからうそのようにつばが出るとおっしゃっていました。

 日本人の薬の消費量は世界でもトップクラスだそうです。もちろん急性症状のときなど、薬の効果は計り知れませんし、使うべき時には的確に使うべきものです。しかし、一般的に慢性疾患、成人病(現在では生活習慣病ということが多い)に関しては薬に頼らずにいたほうが良いそうです。最近ではそのようなレポートも少なくありません。

 最近ではビタミンなどもサプリメントから摂取する人も少なくありませんが、自然界に存在する果物などから採ることが見直されてきています。薬など人間が作り出したものよりも、自然界にあるものを摂取し、病気に対しても自分の力で治そうとするべきだと思います。
posted by 副院長 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | '02 ニュースレター
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