2002年04月27日

Vol.4 「歯周病について」

 桜も散り、ゴールデン・ウィークを迎えましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

 4月になると、歯科界も学会シーズン本番となり、私も今月は2週連続で東京に行ってきました。特に、日本臨床歯周病学会においては日本、アメリカ、ヨーロッパの考え方の違いを聞くことができ、大変参考になりました。歯槽膿漏(しそうのうろう)に対する見解はアメリカとヨーロッパは大分違いがあります。特にアメリカにおいては専門医制度が導入されており、一人の患者さんが神経の治療、歯周病の治療、かぶせ物の治療という流れを別々の歯科医院で治療を受けます。専門医にはいいところも沢山あるのですが、アメリカ代表で学会で発表していた歯周病専門医は、原因に対する考察がまったくないまま、ただ技術だけが先行している印象を受けました。日本でも医科の分野では治療が細分化し、専門医が増えているようですが、人間の体はすべてつながっているので、部分部分で考えることは必ずしもベストではありません。

 我々歯科従事者も口の中だけを見るのでなく、口を通して全身の状態を把握するべきだと思います。歯周病と糖尿病は関連が深いといわれていますが、一説によると歯周病こそが糖尿病や心臓疾患の原因であるとも言われています。もしそれが本当だとすると、歯周病は命を落としかねない恐ろしい疾患だということになります。歯周病は虫歯と違い、痛みや歯が欠けるなどといった症状がないまま進行するので、歯がぐらぐらするなどといった状態で病院にきたときには、時すでに遅し、ということが少なくありません。我々の定期的な検査以外に歯周病の進行度合いを示せるものはないと思います。

 歯周病ってどういう病気なの?私の場合は進行しているの?どうすれば治す事ができるの?などといった疑問のある方は、どうぞお気軽に我々まで声をかけてください。

  
posted by 副院長 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | '02 ニュースレター
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