2004年06月29日

Vol.27 「ある学会に参加して」

 久々のニュースレターです。年度末、年度始めは皆さんも忙しかったことと思いますが、今月は学会発表などなど、ゆっくりと時間をとることができませんでした。今回は日本顎咬合学会という学会のお話をいたします。

 歯科だけでも学会と名のつく学会は40〜50くらいは存在すると思われるほど、多くの学会が存在します。歴史も権威もある学会もあれば、何の学会かわからないものまでさまざまです。前述の日本顎咬合学会は開業医が中心の学会ですが、最近大学の先生方の参加も増えてきました。おそらく学会員の人数は日本最大ではないかと思います。学会のテーマは「かみ合わせ」ですが、かみ合わせにとらわれることなく、さまざまな分野からの発表があります。会場にはベテランから若い先生まで入り混じって、それこそ真剣に勉強をしています。

 歯科医師になるには歯学部での教育が6年必要ですので、一般の学部に比べ社会に出るのは最低2年遅れます。また、来年度から研修医制度が必須になりますので、一人前になるまでにさらに時間がかかる計算になります。

 しかし、本当の勉強はそこからが始まります。1本の歯が虫歯になったとして、どの歯が虫歯になるのか、それは上の歯か、下の歯か、右か左か、その歯のどの辺にどのくらいの深さの虫歯ができたのかなど、その原因や傾向を探り始めると、実に考えることが多いのです。歯医者になりたてのころはそんな余裕はありませんから、虫歯があればひたすら削り取り、つめることを考えていました。今は、一本の虫歯が何かを語りかけている気がして、削る前にそれに傾聴するようにしています(イメージですよ)。

 学会や講演会、勉強会という場はそれを学び確認しあう絶好の空間です。そして、患者さんの健康に寄与できる喜びを再確認できるすばらしい時間でもあります。

 今後も昔からの安定した治療にプラス、最新の治療法を織り交ぜながら、皆さんの健康の手助けをしていければと思います。

posted by 副院長 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | '04 ニュースレター
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