2004年08月10日

Vol.29 「ミニマル・インターベンション」

 今年の七夕は3日間ともにいい天気で終わりましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?

 さて、先日学会の打ち合わせでほかの歯科医院のスタッフとお話をする機会がありました。そのスタッフが勤めている医院の先生は非常に勉強家で、きちんとした治療をされていらっしゃいます。そのスタッフが「自分が通っていた病院で奥歯に白い詰め物を入れられたけど、あれはいけない治療ですよね?」と話してきました。この白い詰め物というのはレジンというプラスチックの一種なのですが、昔のレジンは耐摩耗性に欠けていたり、固まるときに収縮するので歯との間に隙間ができるために、奥歯のように力がかかる部分に使用するのはいけないといわれてきました。

 しかし、ここ数年各メーカーの努力により、レジンの物性は飛躍的に上がり、また、そのレジンを接着するシステムが確立され、前述の問題が解決されてきました。従って奥歯に白い詰め物を適用できるようになってきたのです。

 以前にもご紹介しましたが、最近の医療界では「ミニマル・インターベンション」という言葉がひとつのキーワードになっています。「必要最小限の侵襲で最大限の効果を得る」といった意味です。歯科治療において、1の面積しか虫歯が無い歯に対して、健全な歯面を100も200も削るように教育を受けてきました。先ほど私に質問した他院のスタッフは卒後1年目ですから、いまだにそのような教育がなされているということになります。

 必ずしも新しい治療法が良いとはいえませんが、最新の治療に対する的確な情報を得ることは我々医療人にとって必要不可欠なことと思います。その治療を自分や家族に適応したいと思うものを、患者さんにも適応していきたいと考えています。みなさんもわからないことがありましたら、気軽に我々スタッフまでお声掛けください。
posted by 副院長 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | '04 ニュースレター
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