2004年10月24日

Vol.32 「子供も一人の立派な人間です」

 昨夜は新潟で大地震がありました。お亡くなりになった人にはご冥福をお祈りいたします。宮城県沖地震を思い出された人も少なくなかったのではないでしょうか?

 さて、先日別の医院に通っていた4歳の男の子が来院されました。以前当医院に勤めていたスタッフからの紹介です。その子は歯の治療が怖くて、以前に通っていた病院では泣いて暴れて治療ができなかったようです。そのスタッフが当医院を紹介して私が担当することになりました。

 最初に会ったときは口も開いてくれないばかりか、目をあわせようともしませんでした。よほど歯医者が怖かったのでしょう。私はまず目を見て、「絶対に痛くしないようにする」と約束をしました。半信半疑でこちらを見てくれたので、「○○君も痛くなかったら、きちんと口を開いてね」と”指きりげんまん“をしました。そして、風をかけたり、ミラーを見せたりしながら治療が怖くないことを示しました。ようやく口をあいてくれたので、最初に風をかけてみましたが、それだけで痛いと言って口を閉じてしまいました。今度はその子の手に風をかけて、痛くないことを実感させたところ、今度は歯に風をかけても痛くないと言いました。次は虫歯を少しずつとる器具でカリカリ歯を触っても動じずに、虫歯の治療をさせてくれました。2度目の来院では、タービンと言って、“キーン”と音のする高速切削器具を使って歯を削りましたが、嫌がることなく、きちんと治療させてくれました。もう普通のお子さんと同じように治療させてくれるようになったわけです。

 お子さんと言えども一人の人間ですから、きちんと話せばほとんどの場合わかります。何度も治療していても、怖がってなれないお子さんもいますが、その子に対しても押さえつけるようなことは絶対にしません。自分の意思で治療を受けることが大切だと思うからです。ジュースや飴を止めるのもご両親が禁止するのではなく、自分自身で食べないようになってほしいと思い、この勉強会を続けています。
posted by 副院長 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | '04 ニュースレター
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