2004年10月25日

Vol.33 「薬を飲まなくとも良い生活を目指して」

 先日、仙台で日本歯周病学会が行われました。全国から著名な先生方が集まり、学会で発表、参加をされていました。夜の懇親会ではその先生方ともお話しする機会があり、とても有意義な2日間でした。

 最近は歯周病菌を検出して、どの歯周病菌が多いかを調べるデリバリーシステムが可能になりました。今まで虫歯菌に関する検査法は可能でしたが、歯周病菌の調査ができるようになったのは、ここ1,2年のことです。特に若くして重度の歯周病、すなわち歯槽膿漏になる人には、特定の歯周病菌が多く検出されることが判明しました。ただ、その菌が多いから、必ず発病するわけではなく、宿主、すなわちその患者さんの抵抗力、生活環境によって、その結果は大きな差が出るようです。

 以前にもご紹介しましたが、この抵抗力が薬によって弱められているケースが少なくありません。血圧を下げる降圧剤、睡眠薬、精神安定剤などは唾液の分泌を抑える働きがあります。唾液は非常に働き者です。その働き者の唾液が薬のせいで分泌されにくくなってしますのです。

 WHO(世界保健機構)の基準では、以前は150mmHg以上が高血圧と診断されましたが、現在は140mmHg と基準値が下がりました。従って、高血圧と診断される人が多くなってしまいました。先日28歳の男性が来院されましたが、28歳の若さですでに降圧剤を飲んでいるのです。また、ある患者さんは肩こりがひどいので医者に行ったら、精神安定剤を処方されたと言うのです。精神安定剤を飲んでいる人の口の中はカパカパに乾いており、虫歯ができやすくなります。もちろん歯周病にもいいことはありません。

 お二人の患者さんには、最終的に薬を飲まないようアドバイスをしました。皆さんが飲んでいるお薬が本当に必要なものなのか考え直す必要があるかもしれません。

posted by 副院長 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | '04 ニュースレター
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