2005年07月26日

Vol.40 「あなたの親知らず、大丈夫ですか?」

 先日は関東方面に地震がありました。仙台でもいずれ大きな地震が来るといわれていますが、地震対策は万全でしょうか?

 さて、今回は親知らずの話をします。親知らずとは通称で、正式には第3大臼歯と呼ばれています。当医院でも多くの方がこの親知らずを抜いていることと思います。なぜ親知らずは抜くことが多いのでしょう?

 最初に親知らずの名前の由来についてご説明します。親知らずの一つ手前の歯、すなわち第2大臼歯は親知らずの前に生えてくる最後の歯ですが、この第2大臼歯は13歳くらいに生えてきます。この頃は親の管理下にあることが多いですよね?親知らずが口の中に生えてくる時期は18〜20歳くらいで、この時期の口の中は親もわかならい、そんなことから“親知らず”と命名されたらしいです。

 さて、その親知らずはなぜ抜くことが多いのか?ですよね。身体の成長のピークは男性が18歳、女性は16歳くらいといわれています。つまり親知らずは成長が止まってから生えてこようとする歯であります。だから、親知らずが生えるスペースがない状態にもかかわらず、その親知らずが生えようとするのですから、曲がって生えてきたり、隣の歯に引っかかって生えて来れなかったり、隣の歯を押し上げてしまったりなど、さまざまな問題を引き起こします。

 このうち特に問題なのは隣の歯に問題を引き起こす場合で、かみ合わせにも問題を生じます。たった1本の親知らずを抜かずにいたために、隣の歯もろともだめになってしまった方、親知らず1本のためにかみ合わせが大きく狂ってしまった方、このような患者さんを診ると早いうちに抜いていれば…と思ってしまいます。
及川道昭.JPG
(左下には親知らずがある40歳代の男性)
及川道昭 (2).JPG
(左下に横になった親知らずがあったまま放置していたため、隣の歯に大き な虫歯を作り、歯を支えている骨も吸収してしまった)

 もちろんどんな場合でも親知らずが悪者ではないのですが、残すべきか抜くべきかは十分に診査する必要があります。親知らずの抜歯はとても痛いイメージがあるので、できれば抜きたくないというのが本音かもしれません。でもあなたの親知らず、大丈夫ですか?(たけしの「家庭の医学」風)
posted by 副院長 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | '05 ニュースレター
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