2005年12月08日

Vol.44 「柔らかいモノばかり食べていませんか?」

 またまたしばらくサボってしまいました。前回のイントロが仙台の市長選挙運動からスタートしていましたが、もう県知事選も終わり、仙台市も宮城県も新スタッフで市政、県政がスタートしている今日この頃、皆さんいかがお過ごしでしょうか?

 今日は今週いらっしゃった患者さんのお口の中のお話です。小学生の女の子が始めて当医院に来たときのことです。歯ぐきが腫れて痛いので診てほしいとのことでしたので、お口の中を見てみると、なるほど腫れています。しかも上の歯の裏側の付け根の部分が全体的にかなり腫れていました。医学的には“歯肉炎”の急性化という診断になりますが、原因は何でしょう?このような場合、最初にすべきことは全身的に何か問題が無いか調べることからはじめます。歯ぐきが腫れやすい病気にかかっていないか?体調が悪くなっていないか?すると風邪を引いていて、やっとよくなってきたというのです。一方、当医院に長年かかっている男性の患者さんで、とても虫歯が少ない方がいるのですが、その方は食いしばることが多いため、歯が磨り減ったり、折れたりするトラブルが多いので、マウスピースを作製し、付けていただくよう指導いたしました。定期健診で当医院の衛生士・瀬戸が見たところ、明らかに歯ぐきが腫れていることに気づきました。

 二人には共通の原因があります。それは「柔らかいものばかり食べていたこと」です。小学生の女の子は、風邪を引いてのどが痛かったので、二週間ほどの間、おかゆとりんごをすったものばかり食べていたというのです。次の男性は歯が磨り減らないように、柔らかいものばかり食べていたというのです。
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(初診時の歯ぐきの状態。歯の裏側全体が赤く腫れあがっている。当日はブラッシング指導を行わず、普通の食事に戻すよう指示)
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(約2週間後の歯ぐきの状態。ブラッシングの指導をしていなのに、ほぼ正常な状態に戻ったと思われる)

 普通、歯医者では「きちんと磨けば治りますから、プラークコントロールをがんばりましょう!」と指導します。当医院では…もちろんはブラシの指導もします。ですが、一番の原因は食生活が柔らかいものに偏ってしまった結果なのです。男性の場合には衛生士の瀬戸がすぐに気づき、「最近柔らかいものばかり食べていませんか?」とたずねたところ、その通りだという回答がかえってきました。当医院のスタッフも多角的に診査・診断する能力が備わってきて、とても心強く感じます。皆さんも何でもご相談くださいね。
posted by 副院長 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | '05 ニュースレター
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