2006年02月26日

Vol.48 「理想の歯科医師像」

 いつもこの季節になると同じ話題を出すのですが、2月の末は花粉症到来の季節です。僕の場合は桜が散るまで続きますが、最近では戦いモードではなく、うまく付き合っていこうというスタンスです。

 さて、先日の2月18,19日は東京で著明な歯科関係者が一同に集まる大きなイベントがあり、ご存知の方も多いと思いますが、東京フォーラムというイベント会場で多くの講演会が開催されました。歯科の分野は今「審美歯科」「インプラント」が花盛りで、先駆者の先生方の治療は、我々一般歯科医師が参考になる、レベルの高い治療の提示がありました。

 その中で、かねてから興味のあった先生の講演がありましたので、早速会場に入りその講演を聞いてきました。その先生の講演は大変わかりやすく、なぜその治療法を選択したのかを患者さんの性格も含めて検討されていました。そして、非常に細かいところまで観察しており、その先生はまさに私が描いていた歯科医師像でした。1本の歯を残すことにこだわり、そのために何をしたかを克明に解説してくれました。講演を聴きながらグッとこみ上げてくる物を感じ、その先生の講演を聴くことができたことに感謝し、とても幸せな気持ちになりました。

 先ほども触れましたが、歯を失った場合、入れ歯やブリッジではなく、インプラント(人工歯根)という方法で自分の歯とほぼ同じ状態を回復できるようになってきました。インプラントの予知性が向上すると、インプラントを成功させるために、今までであれば何とか歯を残すことにこだわってきた歯科治療が、怪しい歯は抜いてしまって、早期にインプラントを埋めることによって、長期的によい状態を維持しようという流れに変わりつつあります。

 歯を残すことにこだわることも、早期にインプラントを埋めることも、どちらも理にかなっています。ただ、僕自身が患者になるときを考えると、歯を残すことに全力を挙げることのほうがありがたい気がしますので、皆様に対しても同じスタンスで望みたいと考えています。
posted by 副院長 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | '06 ニュースレター
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