2006年03月13日

Vol.50 「超ベテランの歯科医師」

 この時期は温かい日と寒い日が交互にやってきますね。春が来ているんだなって感じます。

 昨日、日本顎咬合学会東北支部会認定医研修会に参加してきましたが、そこで細山愃先生のご講演を拝聴してきました。細山先生は新潟でご開業の超ベテランの先生ですが、すばらしい臨床をされているのに本当に腰の低い方で、我々の年代に対してもきちんとした応対をしてくださいました。

 細山先生の臨床は非常にレベルが高いのですが、本当に真摯な姿勢で患者さんに接していることがヒシヒシと伝わってくるようなご発表をされていました。昨日の講演では一人の患者さんに対して35年間記録をし続けているケースをご紹介いただきました。35年間の記録があるということは我々では想像もつかないほどの年月なんです。厚生労働省によるとカルテの保存義務が5年間ですから、事実上5年を過ぎたカルテやレントゲン、写真などは捨ててもかまわないわけです。しかし、細山先生はそういった記録を当初からしている上に、それをすべて保存しているわけです。今でこそ写真がデジタル化されていますので、写真の保存は場所を必要としなくなりましたが、35mmのスライドが15万枚ほどあるそうですから、その保存場所は相当なスペースを占領しているものと思われます。その記録を紐解いて、同時に患者さんの今後を予想していくわけです。

 もちろん当医院でも平成8年に改装して以来カルテ、レントゲン、口の中の写真はすべて保管してありますが、35年の歴史とその資料を振り返り、今でも反省をしながら正面から患者さんと向き合っている細山先生の姿勢には改めて感動しました。当医院の院長も細山先生と同世代ですが、細山先生同様患者さんを第一に考え、日々診療しております。年齢的には悠々自適の隠居生活を送ってもかまわないのでしょうが、院長も“現場”が好きなんですね。当医院から離れた場所に引越しをされた患者さんが「やっぱり先生じゃないとだめなんだ」と言って院長を頼って来院される方がいますが、そのような父を見て、改めて偉大さを感じます。ベテランの先生方に対して改めて尊敬の念をいだきました!
posted by 副院長 at 10:25| Comment(0) | TrackBack(0) | '06 ニュースレター
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