2007年07月27日

歯にも意識がある?

 珍しく二日連続で不定期日記をアップします。ブログを読んでの感想をいただくと、やっぱり嬉しいものですね!皆さんもご意見がありましたらコメントの欄に投稿いただけたらと思います。

 さて、今日は患者さんの話をご紹介します。80歳をちょっと超えたNさんはとても品のある小柄な女性です。現在上下に入れ歯を入れていらっしゃるのですが、以前にどうしても抜く必要のある歯がありましたので、「Nさん、残念だけど、この歯は抜きますね。」と宣告したことがあります。そうしたらNさんが「先生、その歯に聞こえてしまうので、そういうことは小さな声でお願いします」とニコニコしながら言うのです。Nさんは決して歯を抜くことを拒絶していたわけではないのですが、そんな歯でも大事に思っていますということを間接的に伝えてくださったのだと思います。

 そんなことがあったので、定期健診でお会いしたときに、「今回はどの歯も立派ですので、聞こえるように”大丈夫です”って言いますね」とお話したところ、笑いながら「先生、まだそんなこと覚えていたんですか?」と恥ずかしそうに答えてくださいました。

 もしも1本1本の歯に意識があったら…なんて考えると、むやみに削ったり、神経を抜いたり、あるいは歯を抜いたりすることはとても罪ですよね?僕もそのことを意識しないときは、必要な治療だと思い、日々診療をしています。でも、Nさんが考えているように1本の歯にも意識があるとすれば、「これから抜きますね」といった語りかけがあったほうが良いかもしれませんね…

 これを読んだ歯科医師の先生は「寝言を言っている」と思うかもしれませんが、親知らずの抜歯などできっと抜くのが大変だろうなぁと思っている患者さんに対して、意外とあっさり抜けたときには「素直なよい親知らずでしたね。○○さんの口の中の環境をよりよくするために、喜んで抜けてくれたのかもしれませんよ」なんて言うと、「そうですね」と答えてくれる方が少なくありません。「歯に意識がある」と思って接したほうが治療もメインテナンスも上手くいくような気がしています。

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仲の良い友人にいただいた「元気の意思…じゃなかった元気の出る石」です。いつも僕のPCの上で元気を発しています(^^)v
 
posted by 副院長 at 13:56| Comment(0) | TrackBack(0) | '07不定期日記
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