2011年10月27日

Vol.111「アメとガムは虫歯の敵」

 落ち葉の多い季節になって来ました。寒くなってきましたが、食べ物が美味しい季節ですね(^^)

 さて、今までにも虫歯対策の話を何度も取り上げていますが、一番の原因は「間食」だと強調してきました。医院で行っている虫歯対策の講演でも、「アメ」と「ガム」はやめるよう指導しています。特に「え〜キシリトール入りのガムなら大丈夫なんでしょ?」と聞かれることが多いのですが、市販されているガムのほとんどは虫歯になると思っていいと思います。

 そもそも「キシリトール」は代用糖の中でも歯が解けるためのphまで下がらないため、虫歯を作ることはないとされています。日本でキシリトールが解禁になった10年ほど前は、われわれも大いに期待しておりました。

 しかし、現実にはキシリトール100%の商品はなく、私の知る限り含有量が65%くらいのものが最高で、残りは砂糖を使用しているものがほとんどです。キシリトール100%のガムは、おそらく歯科医院でしか販売していないオーラルケアの商品だけだと思います。

 キシリトール100%の商品が一般に流通していない理由はコストが高くなるからです。メーカーとしては「キシリトール」を含んでいる、商品が売れやすくするために砂糖を入れて安く売る、結果商品は売れて、消費者が虫歯になるという図式です。

 先日来院した患者さんは、血圧を下げる薬を服用しているため、唾液の分泌が抑えられて口の中が乾くため、毎日キシリトールのガムをかみ続けていた結果、一番虫歯のできにくいはずの下の前歯にたくさんの虫歯を作ってしまいました。

 67歳までほぼ健全だった歯が、たった3年で虫歯ができにくいはずの下の前歯にたくさんできてしまったのです…「キシリトール」入りのガムだから、歯にもいいと思ってせっせと噛んでいたそうです。ガムを噛むまではほとんど問題のなかったのに…


 アメにいたっては本当に問題です…。アメを舐めた後に唾液を出させることをしたとしても、phがなかなか戻らないため、虫歯を量産してしまいます。しかも広範囲に虫歯を作ってしまうので、手をつけられません。のどが痛いから、口がさびしいから、甘い物を舐めていたいから、たくさんもらったからなどなど、アメの恐ろしいことはそれが習慣化してしまうこと、虫歯にとってアメがそんなに悪いものだと皆さんが知らないことにあります。

 はっきり言います。虫歯にとって最悪なのは「アメ」を舐める習慣です。悪しき習慣は口の中を破壊します。今すぐにやめましょう。
posted by 副院長 at 13:28| Comment(0) | TrackBack(0) | '11ニュースレター
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