2007年11月05日

ある若者の食生活

 いよいよ今年も残すところあと2ヶ月を切りましたね。今週末の10日(土)は日本顎咬合学会東北支部学術大会で休診します。ご迷惑をおかけしますm(__)m この大会は仲の良い柏崎潤先生が実行委員長を勤めますので、みんなで盛り上げて、素晴らしい大会になればと思っています。その翌日には、4名のスペシャリストの先生にご講演をしていただく、咬合フォーラムが開催されます。東北の準備委員一同、精一杯準備活動を行ってきましたので、盛会に終えることができれば幸いです。

http://www.ago.ac/news/sibu_gakujutu19.html

http://www.ago.ac/news/2007_8_kougou.html

 さて、昨夜は久々の夜間診療に行ってきました。つい先月、仙台歯科医師会の地域歯科医療30周年記念式典がありましたが、五橋にある仙台福祉プラザの歯科診療室で休日夜間の救急歯科治療の当番医になっていたのです。

 色々な患者さんがいらっしゃったのですが、その中に16歳の女性の患者さんがいて、受付に入ってきたときから、下あごを痛そうに押さえて来院されました。あまりにも歯が痛くて口も満足に開けられず、頭までガンA痛いと言うのです。診察すると、右下の歯に大きな穴が開いていて、診査後急性歯髄炎と診断し、神経を抜く治療を行いました。

 麻酔が効いてくると痛みが取れたためか、とたんに明るい表情になりました。他の歯を見ると、両側の上の歯の表側にどこまでが歯かわからないほど、ビッチリと歯石がついていたので、しっかりと麻酔が効くまでの間、色々と質問をしました。

杉山「ね〜硬いものなんか食べないで、やわらかいものばっかり食べているんじゃないの?」

16歳「ウン」

杉山「コンビニの弁当とかカップラーメンが多いの?」

16歳「ほとんどカップラーメン!昨日はね、○○うどん一昨日はね、○○麺、超おいしんだよ〜」

杉山:鏡を見せながら「口の中を見てごらん。これがね、ばい菌の死骸の塊の歯石って言うんだよ」

16歳「ふ〜ん」

杉山「カップラーメンばかり食べないで、普通のもの食べなきゃ駄目だよ〜」

16歳「どういうのが普通の食事なの?」


 そうなんです、この子は普通の食事がどんなものかわからないと真顔で言うのです。そこで色々と例を挙げながら説明をすると

16歳「中学になった頃から、お母さんが出してくれるご飯と味噌汁を5分で平らげ、すぐに部屋に閉じこもっていたんだ〜。今はほとんどカップラーメン!」

杉山「食べて駄目とは言わないけど、ちゃんといろいろなもの食べなきゃ駄目だよ〜」

16歳「え〜じゃあカップラーメンの焼きそばは?」

杉山「おんなじだ!」

16歳「え〜今日いっぱい買ったんだよ〜」

杉山「じゃあ週に1回くらいにしたら?」

16歳「じゃあステーキなら良いの?」

杉山「毎日ステーキ食べるつもりなの?」


 などといった会話が続きました。周りにいたスタッフも苦笑するばかりでした。

 料理は家内任せなので、僕自身が料理について語れるものはほとんど無いのですが、口の中を見れば荒れた食生活をしている人はわかるんです。昨日の16歳がまれなケースであればまだよいのですが、そうとは言えませんよね?

 アメリカでは糖尿病患者に日本食を食べさせる治療が行われていると聞きます。我々の大先輩は素晴らしい食生活を作り上げてきてくれたのですから、原点に戻って”食”を見直して行きたいですよね?昨日の16歳のFさん、カップラーメンばかり食べちゃ駄目だぞ!
posted by 副院長 at 14:35| Comment(2) | TrackBack(0) | '07不定期日記
この記事へのコメント
夜間診療までされていたのですね!
パワフルさにビックリ!!お疲れ様でした。
さて、とても興味深いお話でした。
食育Aと叫ばれてますが、日々の積み重ねは5年後、10年後に影響するのですよね。これを解って頂くのが難しい・・・↓
なぜ?は大切な入口だと思います。
Posted by tora.m at 2007年11月05日 17:30
そうなんですよね〜

結局のところ、食生活を含めて、健康の鍵は生活習慣にあるわけですから、理想的な生活習慣を我々大人が本気で教育する必要があると思います。

特に口の中を見る機会が多い、歯科医療従事者は大変重責を担っていると思います。

心も身体も健康に!
Posted by 副院長 at 2007年11月08日 11:57
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