2014年03月05日

Vol.138「酸蝕症について」

いよいよ今月で平成25年度も終わりですね。出会いと別れのシーズンです。

さて、3月9日(日)東京医科歯科大学う蝕抑制学講座の北迫勇一先生のご講演を聞く機会に恵まれました。以前から興味のあった「酸蝕症」についてのご講演でしたが、大変ためになりましたので、資料を用いて皆様にもお伝えしたいと思います。
 一般的には虫歯で歯が溶けるというイメージがあると思いますが、pHの低いもの、特に飲み物の過剰摂取によって、歯の表面が溶けてしまう状態を指します。「健康のために毎日黒酢を飲んでいる」「運動部に所属していてスポーツドリンクを欠かさず飲んでいる」「朝はグレープフルーツを食べて、すぐに歯を磨く」ことが酸蝕症の原因になりえるのです。また、つわりがひどかったり、拒食症で頻繁に嘔吐されてしまう場合も、胃酸によって歯が溶けていきます。

120305上・菅原奈津子.jpg
健康な方の上の歯です。

酸蝕症.jpg

酸蝕症の方の上の歯です。健康な方に比べて、極端に歯が溶けていることがわかると思います。




 歯は酸性にさらされて表面が溶けていきます。なので酸性度の高い食品を頻繁に摂取すれば、酸の力で歯が溶けていくのです。
 今回は北迫先生達のグループで調査した飲みのもを中心とした食品のpHをご紹介して、皆さんの認識を改めてもらおうと思います。

以下クインテッセンス社の「酸蝕歯って知っていますか?」から図を抜粋いたします。

酸蝕症1.jpg

pHが5.5より低い値の飲み物は、歯の表面が溶けてしまう可能性があるわけです。「ダイエット〇〇などと低カロリーを謳っていても、歯は溶けるのです。

酸蝕症2.jpg

皆さんがお子さんに飲ませている飲み物は含まれていますか?

酸蝕症3.jpg

チューハイって意外とpHが低いですね…気をつけましょう

酸蝕症4.jpg

健康のために良いと思っていた飲み物…見直すべきかもしれません。

酸蝕症5.jpg

まさか果物で歯が溶けるなんてね〜

これらのもの全てを否定しているわけではありません。ただ、接触頻度・回数が多い場合は要注意です。どうせ摂取するならpHが5.5以上のもののほうがいいとわかっていて、皆さんが飲み物を選択すればいいという事です。
posted by 副院長 at 20:00| Comment(3) | TrackBack(0) | '14ニュースレター
この記事へのコメント
Posted by かま吉 at 2014年03月14日 18:33
杉山先生、終わるのは平成25年度ですよ!
Posted by かま吉 at 2014年03月14日 18:36
かま吉さんありがとうございます!
直すつもりで忘れてました…
Posted by 福院長 at 2014年03月31日 14:15
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