2009年12月08日

Vol.95 「新潟の名医逝く」

 平成21年も残すところ1か月を切りましたね…皆さんにとって良い1年でしたでしょうか?

 先月26日、新潟の原田歯科医院の原田富一先生が61歳の若さでお亡くなりになりました。原田先生は歯周病の治療を中心とした、レベルの高い診療をされていて、新潟を中心にリーダー的な活躍をされていた先生です。原田先生とはインプラントの勉強会で知り合いになり、たくさんのご指導をいただきました。スタッフを連れて何度か新潟の病院へ見学に行ったこともありました。当医院で現在も行っている院内勉強会は、原田式をお手本に行っています。

 原田先生には数年前仙台歯科医師会の学術講演会でも御登壇いただきましたし、3年前の日本顎咬合学会東北支部会の特別講演も引き受けていただいたので、仙台でも原田先生をご存知の方は多いと思います。

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そんな経緯があったので、6日の日曜日、ともにお世話になった柏崎先生と新潟へお線香をあげに行ってまいりました。闘病生活は約5カ月だったそうですが、亡くなる間際まで病院のこと、患者さんのことばかり気にしていたと奥様からお聞きしました。6月からは足が動かず、車いすの生活をしていたのですが、入院中も手を動かして、歯の治療をイメージしていたそうです。

 病院は新しい先生がそのまま存続してくれることになったそうなので一安心ですが、すべてが今まで通りにはいかないと思います。でも、原田先生の治療の跡は患者さんの口の中と心の中に刻み込まれていると思います。

 Vol.31で紹介しましたが、
http://sugiyama-dental.sblo.jp/article/445120.html
人の意識はものにも影響を与えます。皆さんの歯に詰め物一つする時にも、心をこめて「これからこの方のために頑張って働いていね」という気持ちで治療をしたいと改めて思いました。

原田先生のご冥福を心からお祈りいたします。
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2009年11月18日

Vol.94「かみ合わせ」

 めっきり寒くなってきましたね…インフルエンザも拡がりつつあります。皆様も健康には十分留意くださいね。

 さて、今回はブログでも何度か触れたことのある「かみ合わせ」についてご説明します。歯科で扱う疾患の多くは虫歯と歯周病で、全体の9割を占めています。残りが「顎関節症(がくかんせつしょう)」と言って、顎の関節のトラブルです。一般的にはこの顎関節症と咬み合わせが関連が深いと考えられていますが、虫歯や歯周病の修飾因子であることは間違いありません。

 歯並びやかみ合わせが原因で局所的な歯周病が発生している場合、歯ブラシだけで完治させることはできません。従って、我々歯科医師側にかみ合わせを「診る目」が必要です。Vol.74でもご紹介した鈴木尚先生がリーダーである東京の「包括歯科医療研究会」という勉強会で、「かみ合わせ」について講演するようご依頼いただき、先月の21日2時間ほどお話ししてきました。

http://sugiyama-dental.sblo.jp/article/11128639.html

http://www.katarukai.com/sgk_0909.html

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鈴木先生が危惧していたことは、大学で「かみ合わせ」についてあまり教育されていないということなのです。僕自身は最近の大学のカリキュラムがわからないのですが、虫歯や歯周病に関しては、診査項目が明確なのに対して、かみ合わせに関する診査は人によってまちまちであったり、あまり行われていないのが現状のようです。

 菅崎直身先生が会長を務める仙台の「月一会」というスタディーグループは、常にこのかみ合わせを意識した臨床をしているメンバーの集まりなので、私自身も自然と咬み合わせに対する意識が高まってきたのだと思います。

http://www.katarukai.com/sgk_0903.html

 ほんのちょっとの調整だけで、患者さんの感覚は大きく変わります。また、怖いのはそのことに患者さんが気付いていない場合です。虫歯は歯に穴が開いたり痛くなることで、患者さんが自分で気づくことができますが、歯周病やかみ合わせの問題は、我々歯科医療従事者の「診る目」が必要不可欠です。日本顎咬合学会という学会はかみ合わせを重視した臨床をされているメンバーの集まりです。今月の28,29日仙台でこの学会の東北支部会が開かれます。

http://www.ago.ac/news/ninteii_kenshukai21.html

平河内実行委員長を中心に、現在準備に余念がありません。今大会でも多くの学びがあるものと期待しています。実行委員の皆さん、あと一息ですね。がんばりましょう!
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2009年10月14日

Vol.93「歯を大切に」

 台風18号の爪あとは全国的にすごかったですね…自然の力にはかないません。

 さて、先月のシルバーウィークの最後の水曜日、仙台歯科医師会の休日夜間診療に行ってきました。休みの日でも夜でも、歯のことで困った方のためにと、仙台市の協力を得て、仙台福祉プラザの12Fの診療室で治療を行っています。

http://www.s-da.or.jp/05.html

 毎回ドクターが派遣されるのですが、23日の夜は私が担当でした。日曜日の夜ですと、3,4人の患者さんで終わることが多かったのですが、この日は7時から11時までの4時間に14人もの患者さんが来院されました。

 この休日夜間診療ではいろいろな患者さんに出会います。Vol.73でもご紹介したように、酔って転んで前歯を失くしてしまった方もいらっしゃいます。また、歯が痛くて地下鉄のホームにうずくまってしまい、救急車で搬送されて来た方もいましたね〜

 この日は歯が痛くて来院されました男性の患者さんがいたのですが、かみ合わせに興味があるために質問をしてくれたのですが、とても理解力があり、治療に前向きな方でした。

 一方その男性と同年代の患者さんで困った方がいらっしゃいました。虫歯が原因で歯ぐきまで腫れていたので、何とかしてくれというのです。腫れている部分を触れても固い感じがしていたので、抗生物質を飲んで、炎症がおさまったのち、歯の治療をすればいいですよとお話をして、お薬を処方して診療を終えました。その方は保険証をお持ちでなかったため、受け付けに薬代が安くなるよう薬を減らしてほしいと訴えたそうです。そこで薬は絶対に必要なもので、薬代自体は高くないことを説明してお帰りいただきました。

 しかし、30分後位にその方から電話があって、歯を抜けば痛みが治まるだろうし、保険証がなくても1万円あれば治療ができるだろうと家族に言われたので電話したというのです。その歯は炎症が治まった後、神経の治療をすれば十分に使える歯だったので、「残せる歯を抜くことはできません。しっかりと薬を飲んで、その後近くの歯科医院へ通院してください」とお伝えしました。

 歯は一度抜けば2度と生えてきません。患者さんもわかってはいると思うのですが、あまりにも歯に対する意識が低い方にお会いした連休の最後の日でした。その患者さんがきちんと病院へ行かれたことを願っています。
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2009年09月02日

Vol.92「ホ・オポノポノ」

 朝、夕は大分涼しくなってきましたね。暑くて寝苦しい夜もほとんどなかった夏だったように思います。

 皆さんは「ホ・オポノポノ」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?ハワイに伝わる伝統的な問題解決法のことを指すそうです。ホ・オポノポノでは世の中に起こる問題は、「潜在意識のなかの情報(過去の記憶)の再生」と考えています。そして、その問題解決のためには、潜在意識のなかにある情報をクリーニングすればよいと書かれています。

 クリーニングってどうするのでしょうか?実に単純なのです。
「ごめんなさい」
「許してください」
「ありがとう」
「愛しています」
この4つの言葉をただ繰り返して言うだけでいいというのです。そのことによって潜在意識の中にある情報は消去され、ゼロの状態に限りなく近づくそうです。

 以前からご紹介している小林正観さんの本にも「ありがとう」を繰り返して言うと良いと書いてありますが、同じことを言っていますよね♪

 このホ・オポノポノはつい最近母から教わったのですが、書籍もかなり出ています。興味深いのは、たくさんの事例が掲載されていることです。ホ・オポノポノの第1人者であるイハレアカラ・ヒューレンさんがハワイの州立病院の特別病棟に勤務した時のことです。その特別病棟には殺人、レイプなどの重罪に問われ、なおかつ精神錯乱状態の周仁が収容されていたのです。当然スタッフも勤務が長続きしないなど、問題ありありの状態で赴任したそうです。ヒューレン博士は毎日患者のファイルを見てクリーニングしただけで、患者は立ち直り、次々に退院していき、絶対に治らないと言われていた重症患者も最終的に退院できたそうです。

 4つの言葉を言うだけで問題が解決?と思ったあなた、一度本を読んでみてください。きっと興味がわくはずです。

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2009年07月23日

Vol.91「怒らないA」

昨日は皆既日食でしたね。天気には恵まれませんでしたが、TVで映像を見た方も多かったのではないでしょうか?

 さて、7月11日(土)一歩会という勉強会で、敬愛する宮内先生をお招きして、 “まなざし”が変われば、子育て(スタッフ)が変わる、人生が変わる、社会(医院)が変わる〜楽しく幸せな人生を送るために〜というタイトルでお話ししていただきました。

 前半は緊張ムードを一蹴するゲームから始まり、和やかな会となりましたが、その後の内容はとても「深イイ話」でした。その中でも興味深かったのは、宮内先生のスタッフが中越地震のボランティアに参加した時の感想です。被災者の方々は大なり小なり痛手を負ったわけですが、被災者の方には “文句を言う人”と“感謝する人” 2通りの方がいたそうです。しかも被害の大きさで2通りになるのではなかったそうで、人によってさまざまなとらえ方があるのだと実感したそうです。

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 後半のテーマは“怒り”でした。僕も宮内先生に出会ってから、“怒ること”を本気でやめようと思いました(実際にはまだまだですけど…汗)このことに留意してから、「あの時は怒って良かった」と思ったことはただの一度もありません。そして、この“怒り”がなくなれば、“世界平和”も夢ではなくなると思います。宮内先生の教えによれば、“怒りの原因は自分”“怒るのは癖、条件反射”だそうです。よく考えると、納得できます。

 “怒りは強さではなく、弱さのしるし”“寛容や忍耐は弱さのしるしではなく、強さのしるし”だそうです。「深イイ」ですよね〜

 “怒り”を感じそうになる、すなわちもしかしたらあまりよくない感情をもった人に何かを言われた時は、自分を試されていると考えると、その方は自分を成長させてくれる師匠とも考えられます。そう思えば、やはり“感謝”すべきことなのですね。宮内先生、ありがとうございます。

追伸:太っ腹の宮内先生は、参加者のためにとたくさんの本を持ってきて、プレゼントしてくれました。僕が手にした本はこの本です。

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あっという間に読み終われる本ですが、納得の一冊です。またA宮内先生に感謝です♪皆さんもぜひ読んでみてくださいね〜
posted by 副院長 at 17:25| Comment(4) | TrackBack(0) | '09ニュースレター

2009年06月30日

Vol.90「論理的思考&プラス思考」

 6月は学会が2つあり、2週連続で金、土日と休んでしまいました…。ご迷惑おかけしました。

 さて、皆さんは学会と聞いてどんなことを連想するでしょう?格式ばった固いイメージでしょうか?今月参加した日本顎咬合学会、日本臨床歯周病学会は臨床家の集まりで、発表もその多くは症例報告であり、夜には懇親会も開催されますので、よく学び、よく会話しといった雰囲気です。

http://www.ago.ac/

http://www.jacp.net/jacp_web/index.html

 本来学会で発表される研究というのは、いくつかの事実から仮説を立てて、その仮説を証明するために実験を行います。なので、実験の結果、その仮説が誤りであることも経験します。

 実はこれは人間関係にも当てはまります。今回学会絡みである誤解がありました。一つの事実、そこから連想した仮説、実際にはその仮説は違っていたのですが、聞く側にこの認識がないと、事実、仮説ともに事実のように受け止めます。そしてその聞き手に感情が入ると、次に伝えるときには増幅されたりもします。

 このような場合、冷静に話を聞くことも大事ですが、マイナスの話に関しては、私は疑ってかかることにしています。マイナスの話というのはそもそも悪い感情から生まれます。ニュース・レターVol.31でも紹介しましたが、悪い言葉や感情はそれだけで相手を傷つけますが、それはそのまま自分に跳ね返ります。

http://sugiyama-dental.sblo.jp/article/445120.html

 逆に良い言葉や感情を発すれば、相手にだけではなく、自分にもプラスとして返ってきます。

 今回の誤解というのは、Aさんのところにきたメールから始まりました。BさんがAさんにあてたメールには、Cさんにアドバイスを受けてマイナスの人事を決めたと書いてあるのです。しかし、僕の知るCさんはマイナスのことをする方ではないので、信じられませんでした。しかし、たまたまそのあとDさんに会ったのでそのことを聞いてみると、Cさんは人事を決定する権限がないので、「Bさんがお決めになることです」と言っただけだということがわかりました。Bさんはある方にとってマイナスとなる人事ですので、誰かに相談したかったのでしょう…その結果がCさんにアドバイスを受けて…という文章になってしまったのだと思います。
 
 幸いDさんから聞いたことをAさんにお伝えして、誤解であったことを理解してもらいました。

 人の話を聞く時も、“事実”と”仮説”あるいは“想像”を分けて考えると、間違いが少ないように思います。しかも今回の場合、メールがあったこと自体は“事実”ですが、その内容が“真実”ではなかったわけで、判断を鈍らせてしまったのも頷けるところがあります。 

 要は悪い“仮説”を聞いたとき、「やっぱりなぁ…」と思うか、「そんなわけない」と思うか、そこが分かれ道のように思います。付き合いが長かったり、そう思わせる事実があったりするのでしょうが、それもすべて聞く側の受け取り方だと思います。怖いのは、マイナスの受け取り方をしている時には、もっとマイナスのことが自分に降りかかってくることです。「あぁ、今日はついていない」と言葉を発すれば、もっと災難に出会う、そんな経験はないでしょうか?「この程度の災難で済んで良かった」と思えば、マイナスは最小限に済む気がします。
posted by 副院長 at 16:32| Comment(1) | TrackBack(0) | '09ニュースレター

2009年06月02日

Vol.89「許すということ」

 6月に入りましたね。6月は4日が「虫歯の日」であるため、学校検診があったり、学会もハイシーズンだったりで、忙しい月であります。

 さて、今回はある患者さんにテーマをいただいたので、そのことについて書いてみたいと思います。それはズバリ「許す」ということです。皆さんには「許せないこと」「許せない人」はいますでしょうか?

 少なくとも「許せない」と思ったことは誰でも少なからずある感情だと思います。大切なものを台無しにされた、侮辱された、
といったありがちなことから、愛する人の命を奪われたといった、かなり重いものも含めると、「許せない」であろう出来事は少なくないかもしれません。

 このブログで何度も登場している小林正観さんの「こころの宝島」という本の中に「許すことは徳を得ることになり、結局自分が得をする」といった内容が書かれています。小林さんは「怒る」「恨む」「許さない」といったマイナスの感情を捨てるよう勧めていますが、全くその通りだと思います。僕自身敬愛する宮内先生から小林さんの本を紹介してもらうまでは、どちらかというと正義感の強い人間でした。だから道理に合わないことをする人を「許せない」感情を持っていました。でもそういった感情を持っている人には、もっとその感情を持つような出来事が次々に起こることがわかりました。怖いですよね…

 逆に人を「許す」と自分の過ちも「許してもらえる」気がします。これ以上のことは「許せない」と線を引くよりも、垣根を取り払い自分の幅を広げたほうが、器の大きな人間になれる気がします。

 「許さない」といった感情を持つのではなく、「許す」うえに、挽回のチャンスをあげることができるくらいになりたいものです。世の中すべての人から「許さない」気持ちがなくなれば、犯罪も減り平和に近づけると思うのですが…







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これ何の写真かわかりますか?
毎回インプラントの手術では、特に清潔にすることが大切なので、患者さんにも滅菌した専用の布を4枚、また我々術者側もそれぞれ専用のガウンを着こみます。

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そして手術器具を置く台そのものも専用の袋で包むのですが、それらは全て使い捨てなのでたくさんのごみが出るのです。そのごみをできるだけコンパクトにまとめているのですが、愛嬌のあるスタッフが小さくまとめあげたら、なんとなくいとおしくなって、似顔絵を描いてぼくの靴の上にそっと置いておいたのです。院長室から出ようと靴を履きに行った時、思わず笑い転げてしまいました(^^) スタッフはそんな僕を見て、また笑うのでした…
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2009年04月29日

Vol.88「積水ハウス・おーなーずくらぶにて」

 新年度が始まりましたね。綺麗だった桜も散り、緑の深い季節が到来します。

 積水ハウスさんの「おーなーずくらぶ」という、アパート経営者さんの団体があるのですが、そのメンバーの方向けに「歯周病」についての講演を依頼されていたので、25日の土曜日に積水ハウス仙台シャーメゾン支店で、衛生士の瀬戸と講演をしてきました。強い雨の降る中、15名の方にご参加いただきました。

 あらかじめ積水ハウスさんにお題をいただいていましたので、前半は「歯周病とは?」「口臭について」「歯周病はどこまで治せるのか?」「歯周病と全身との関わりは」について私がお話しし、後半は動画を使って具体的なブラッシングの具体的な方法について瀬戸がお話ししました。

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 参加者はご年配の方が多かったのですが、とても熱心に聞いてくださいました。メモを取る方も多く、講演終了後にはたくさんの質問も頂きました。とても細かいところまでの質問だったので、皆さんかなりの知識がある方だったと推測されます。講演終了後には事務局担当の星様に「皆さん熱心で素晴らしいですね!」と感想を述べたところ、「今日参加された方は皆さん健康に対する意識の高い方ばかりなんです。でも本当に聞いてほしい方が参加されないんですよね…」とこぼしていました。

 確かに星様のコメントはそのとおりなんです。定期検診にきちんと通っている方のお口の中はいい状態を保っていることが多く、気を付けてほしい方に限って途中でドロップしてしまう傾向が強いんです…そして、次に病院に来る時には、打つ手が少なくなってしまっているんですよね…

 だから我々は本当に治療の必要な方へはそのことを力説しています。歯は一度抜いたら二度と生えてきませんから…。特に歯周病は虫歯と違って病気の進行に気づきにくい疾患です。歯科医院での定期検査はとても役に立ちますので、ぜひご活用下さい。
posted by 副院長 at 08:54| Comment(2) | TrackBack(0) | '09ニュースレター

2009年03月30日

Vol.87「勉強会にて」

WBCの興奮がいまだに忘れられない3月末です。もうすぐ新学期ですね♪

さて、一昨日は一歩会、昨日はMIMという勉強会に参加してきました。一歩会では旭ヶ丘ジュン歯科のスタッフと郡山のぬかざわ歯科の代診の先生が、それぞれ担当している患者さんの治療の経過を発表しました。当医院でも月に1回担当衛生士が担当している患者さんの経過を発表していますが、それを複数の医院で行ったものでした。カメラで撮影した口の中の写真、レントゲン写真、ポケットを測定したデータなど、before & afterの提示を見ると、どの患者さんも良くなっており、患者さんの頑張りと歯科医院の協力がうかがえました。資料を作成しまとめること、発表のためのプレゼンを作ること、そして発表のための原稿書きと、慣れないうちはとても苦痛な作業だと思います。ましてや人前で発表することはとても緊張します。ですが、この発表によってもう一度患者さんのことを考え直すことができますし、頭の中の整理もできる、文章を組み立てることで国語力もつくので、とても大事なことだと考えています。発表した千葉さん、小室さん、高橋さん、江口先生、お疲れ様でした(^^)

昨日のMIMとはMiyagi Implant Meetingの略で丸森町の山本先生を会長に添えた、Implantを中心にした勉強会です。昨年3回のコースを行うと同時に、会員のプレゼンテーションも行ってきました。昨日は初めて発表する先生がお二人で、とてもがんばって発表されていました。慣れないうちはプレゼンを作ることも時間がかかりますが、参加したメンバーからも活発に質問やアドバイスが出て、とてもよい刺激を受けて帰ってきました。隠明寺先生、後藤先生、本当にお疲れ様でした。先生方の真摯な医療姿勢は、地域の皆さんに良い形で還元されていくものと思います。

 柏崎先生、守先生とは2日間一緒でしたが、3人とも土、日ともに家を空けてしまいました…。その分を患者さんにより高い知識と技術を提供できるよう、今後も学び続けたいと思います。

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時には前田知洋さんのマジックも学ぶのでした(^^)

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2009年03月13日

Vol.86「全力投球」

 ここのところ風が強く寒い日が続きますね…でも確実に春の足音が聞こえます。

 今年になってとても良い話を聞く機会、良い出会いに恵まれています。1月31日にはVol.82でご紹介した塩沼亮潤様の講演を拝聴、そしてご挨拶する機会をいただきました。語り口はとても穏やかで、苦しい修業を淡々とお話しされていましたが、悟りを開いた方だからこそ、あのようなお話ができるのでしょう。私も塩沼様の講演を聞いて以来、毎日外回りの掃き掃除、トイレ掃除を始めました。朝にこの掃除をすることで、気持が引き締まると同時に、とても晴れ晴れとした気持ちになれます。

 ただ、それだけでは足りないのです。何が足りないのか…本気度だと思います。自分でやると決めたことを最後までやりぬく、全力投球で臨む、この姿勢が自分でかけていることに気付きました。

 2月15日のブログでご紹介した技工士の島アさんには1月29日に仙台歯科医師会でご講演いただいたのですが、依頼したのが我々なのに、自分がチャンスをいただいたとお礼をしてくれたのです!しかも僕が大の芋焼酎好きであることを知っていて、鹿児島の有名ブランド・スリーM、すなわち「魔王」「村尾」「森伊蔵」を用意して、飲み比べ大会までしてくれたのです!このような人のもてなし方はなかなかできないことだと思います。なにせ3本とも超レアでなかなか手に入らない1品ですから…

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 島アさんの場合も本気のもてなしを考えてくれた結果だと思います。


 何でもとことんまで、本気になって、全力投球でぶつかる、今はこのことを実践しようと思っています。皆さんは仕事中、手は実際に動いていても、他のことを考えていたり、今日帰ったら何をしよう?とかそんなことってないでしょうか?彼女とうまくいっていない、子供の受験が気になって仕事に集中できない、そういうことってないでしょうか?

 今はアポイントが30分の枠で治療する患者さんに対しては、マスクの中で患者さんには聞こえないような声で「30分間真剣に治療させていただきます」と気合をかけて治療にあたっています。もちろん準備の段階から、終わった後のフォローまで、常に全力投球したいと思います。塩沼様、島ア様、そして縁をくださった方、ありがとうございますm(_ _)m
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2009年01月23日

Vol.85「脳トレ」

 あまり雪の降らない1月ですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

 1月20日火曜日、あの「脳トレ」で有名な東北大学の川島隆太教授を囲んで打ち合わせと懇親会を行いました。3月に宮城県歯科医師会で川島先生の医局の先生方に、歯科医師会向けに「脳」についての講義をしていただく予定なので、その打ち合わせを行ったわけです。

 川島先生は今年50歳になるそうですが、とても若々しく、ざっくばらんな方で、好印象でした!懇親会の場で我々歯科医師側からいろいろな質問が飛んだのですが、どんな質問をしても「それはこうです」とか「それはわたしの専門外で○○分野の方に聞くといいと思います」と瞬時に答えが返ってきます。また、必要以上のことを語らず、われわれの話の腰を折ることなど一切せず、僕自身は「頭のいい人っていうのはこういう人を指すのだな」とただただ感心して見ていました。

 川島先生が一気に有名になったものDSの「脳トレ」ですよね?あの監修として、莫大なお金を受け取る権利があったのに、川島先生はそれを辞退したそうです。東北大学の設備を充実させることにその一部を使ったそうです。なんと懐の深い学者なのだろうと尊敬してしまいした。

http://wiredvision.jp/news/200802/2008020621.html

 川島先生から伺った話の中で、なるほどと思った話のほんの一部を紹介します。われわれが漫然と生きていれば、年齢とともに体力は落ちていく。しかしどんな生活をしていてもそれなりに体力を使っている。要は加齢に打ち勝つだけの体力を使ってはじめて若さが維持されていく。これは脳についても同じことで、覚醒しているときはいつも脳を使っている、でもそれだけでは下降線をたどるので、筋トレと同様「脳トレ」が有効だというのです。生きていくための筋肉や脳の使い方ではなく、それ以上の負荷が大切だということですね。当たり前のようですが、意識しないと継続できないことだと思います。皆さんも意識してどんどん「脳」を鍛えましょう!
posted by 副院長 at 18:18| Comment(0) | TrackBack(0) | '09ニュースレター